背景が変わるのを目の当たりにしたこと。
今回、どうしてもウチの子に伝えたかったことがあります。それは、「自分の気持ちをおろそかにすると、周囲も自分をおろそかにする」ってこと。
↑ これ。
お金とか、体裁のためにそこに居続けることはできたけれど、他にどうしてもやりたいことがあったら、そっちを選べばいいんだって。
以前の職場では、立場の強い人のやることには、周囲が逆らえない雰囲気があったそうです。見て見ぬふり。同期入社の仲間もそれぞれ別の配属先で、孤立していたとか。
そういう立場の人間が、「自分が仕事できないせいだ」などと自分責めをするのはありがちなこと。特に2年前は就職状況も今ほどは良くなく、新卒で正社員の立場を簡単に放り出そうという人は多くなかったと思います。
収入は最優先ではなく
今回の就活では収入面だけではなく、
- 残業時間(繁忙期の状況など)
- 勤務地や通勤時間、交通機関
- 仕事の内容
もじっくり比較して応募先を決めた様でした。「心身ともに健康で働き続けられること」が本人の希望でした。
面接が怖い
面接では、志望動機とともに、これまでの職歴や大学の専攻なども含めて、「応募者がどんな人か」「一緒に働きたいと思える人か」をチェックされます。
本人が上手く話せない、元気が感じられないなどが理由で落とされてしまうと、人間性を丸ごと否定されたような落ち込み様でした。
基本的な面接の練習はハローワークで見ていただいたので、家では、
「面接はお見合いみたいなものだから、応募する方も自分に合うかどうか確認する機会だよ」
「その会社ごとに、『こんな人が欲しい』の中身は違うから、お互いの条件をすり合わせることができなければ、採用にならなくてもその方がいいんだよ」
とずーっと言い続けました。
・元気な男性が欲しい
・世話焼きタイプの肝っ玉母さんタイプがいい
・おとなしくても確実に仕事をするタイプがいい
・管理職を採用したい
・若手を育てたい
・欠員を至急補充したい
などなど、仕事内容や資格以外にも『欲しい人』の中身は様々だということです。
面接でホンネを伝える
前の記事でも書きましたが、面接の際には言わない方がいいことがあります。
「以前勤めていた会社の悪口は言わない」というのは、当然ですが、
- 労働時間が長く、休日出勤も多い(から体を壊した)のはムリ
- 複数の会社を検討している
- 正社員採用を希望している(将来正社員採用かもしれないパート職もあった)
- 治療のために通院履歴はあるが、就労許可は出ている
など、面接の場では避けるようなことも言ったそうです。これって、自分の気持ちを無視しないで自分のために動いたってこと。
本人が言うには「だって、そうしないと志望理由に一貫性も説得力も出ない」「先方とこっちの条件の擦り合わせができない」。
ごもっともです。
手続きでも希望を伝える
↑の記事で書いたように、金曜の夕方内定承諾をし、翌週火曜日が入社日だったのですが、最初、「採用条件は入社日に説明する」でした。
本人も急展開に慌てたのか、「採用条件を書面で確認する前に内定承諾をしてしまった!」と青ざめていました。求人票と採用条件が食い違うことがあるからです。
週末をはさんでまだ日にちもあったので、「メール添付でいいから、事前に書面をもらったら?」と言ったところ、数回のメールのやり取りの後、正式な雇用契約書が送られてきました。
どうかすると、雇用契約書を発行しない会社もあるので、一安心。
こんなふうに、面接と同じように「不安な点はきちんと伝えたら、ちゃんと応えてもらえる」
というやり取りを経験できたのは大きかったと思います。自分で動くことでモヤモヤを解消できたからです。これからのどんな人間関係にも大事!
いつの間にか周囲には温かい人ばかりが
今回の件に関しては、たくさんの人の温かさに支えられました。本当にありがたいです。本人が直接お礼の気持ちを伝えているのですが、ここでも書いておきます。
ハローワークの担当者の方:
とても親身に相談に乗っていただきました。面接の練習や、書類の書き方など丁寧に指導してくださったので、安心して就活できました。
担当のお医者様:
焦りがちな本人に、「ゆっくりでいいよ」「あせらなくていいよ」など温かく接していただきました。体調を崩した時にも適切な対応やアドバイスが受けられました。仕事に慣れるまでの経過観察はまだ必要ですが、よろしくお願いいたします。
応募先の企業の方:
就職活動にあたり、本人に真摯に向かい合っていただき、ありがとうございました。本人の面接に対するイメージが大きく変わりました。
また、厳しく面接されたところも、その後の対策のためにはいい質問をたくさん投げかけていただけて大変ありがたかったです。
このほかにも、タイミングよく気分転換に誘ってくれたお友達、「頑張らなくていいから、夜は早く休むように」とアドバイスする指導係の社員さんのおかげで、何とかやって行けそうです。
世の中は優しい
前の記事でも書きましたが、もう親が手出し口出ししなくても大丈夫になりました(遅い!)。こんなに温かい人ばかりに囲まれて、世間は優しいじゃないか!
ウチの子をめぐる背景は、1年ちょっと前とは比べ物にならないくらい、良い方に変わりました。
また一つ、世の中を信じられるようになった。
ありがとうありがとう。
物事は動くときには一気に動く
昨日の記事
今日は覚え書的に書こうと思います。応募の流れは人により、また時期によりケースバイケースなので、あくまで一例ということで。
全体の流れ
6月上旬:失業手当の給付が終わる
6月後半:その後若者就職支援担当コーナーを紹介されて専任の担当者が付き、応募書類をまとめる。
6月末頃:求人票をかなりの数(10件以上あった?)出してもらい、勤務地、勤務時間、業務内容などを1件ずつ本人がチェックする作業に入る。ここで3件まで絞り込み。
絞り込んでから、応募先ごとに書類を完成させて書類を送付。
7月前半:書類選考や面接の結果が一通り出る。
7月後半:後半も同じように進めたが、この時には求人数が減っていたこともあり、紹介されたのが3件。確認の上、3件全部に応募することに。
並行して、民間の転職エージェントにも登録。
7月前半の結果
1社目:面接日が申し込みから準備の余裕がなく、体調も悪かったため辞退
2社目:面接したが不採用
3社目:書類通過せず
最初はこんな状態。
合間合間で、学生時代の友達と気分転換。仕事の様子などを聞いて考え込んでいた。
7月最終週。一気に結果が出る。
・3社(A社、B社、C社とします)とも書類通過
月:午前A社、午後B社面接
火:民間エージェントへ。ハローワークで報告&面接練習
水:A社より2次面接の連絡
木:午前C社面接、午後A社2次面接&内定
金:午後C社より内定連絡、16時までに要返答。この時点でB社の結果は不明
最終週、あわただしいです。スマホのメッセージがガンガン飛んでくるので、こちらもハラハラし通しでした。メッセージのやり取りからひろってみましたが、金曜日、私は外出中。帰宅した時には、本人が自分で決断し、各所に連絡が終わった後でした。
なんかスイッチが入ったらしく
7月後半の面接では、「面接ではそこまで言わなくても」ということも言い、他社も受ける予定だと言い、「御社が第1希望です」とは言わず、それでも内定が出たようです。
また、複数内定が出て結果待ちの会社もある中、限られた時間の中で、それぞれの会社を選んだ理由を比べて自分で答えを出すーーーほんの2,3週間前に、面接の場に行くことさえできなかったことを思えば、「成長」しました。 親バカだよね。
まだ勤め始めたばかりでどうなるかはわかりませんが、その時はその時で、もう自分でどうするかまで見越したうえでの結論なので、もう言うことはありません。
親の役割は、これで終わりです。
健康維持のために、食べること、休むこと、楽しむことをしてくれたら、それでいいです。
今度何かあっても、まずご飯を食べさせる。これから親にできるのは、それくらいかな。
子どもが就職しました!
今日から8月。
パワハラが原因で自宅療養していた子どもが就職しました。療養と言いつつも、薬は春ごろ自然にやめることになったし、最近では月1回の通院と言ってもほぼ経過報告。そして6月後半から7月にかけては就職活動。
本格的に応募書類を送りだしたのが7月に入ってですから、早く決まったほうだと思います。お盆休み前に、採用を決めてしまいたい企業側の事情もあるみたい。
高校受験時の面接の失敗以来、大の面接嫌いだった本人を見て来たので、ここ2,3週間での変わり様にはびっくりです。
それでも今日は、緊張で青ざめながらの出勤でした。
理不尽な扱いを受けているなら退職しても、次の仕事は見つかります。限界まで頑張るなんてことはしないで、どうか自分を大切にしてください。
健康で笑っていられるのが、一番大事です。
あ、なんか泣きそう。
では。
夫に自分の気持ちを伝えることって、案外ハードルが低いのかもしれない
いつも使っているお気に入りの香り。スプレー液が切れたのでしばらく香りとは遠ざかっていたのですが、昨日久々に使ってみました。
そうすると、朝起きがけにまたふっと思いつくことがあって、スマホのメモ帳に忘れないうちに入力!
していたら、
夫「もう少しゆっくり寝ていてもいいよ」
わー 忘れるからやめて!話しかけないで!
その場では、「ちょっとごめん、メモしているから」ってさえぎりました。
で、朝食時
私「寝起きにスマホにメモ入力していることがあるから、その時は話しかけないでね」
夫「ごめん。ゆっくり寝てほしかったから」
私「ありがとうね。でも謝ってほしいわけじゃないからそれはいいんだ」
てな具合で、穏やかに、伝えたいことが伝えられました。
これ、「スマホにメモってることぐらい、見ればわかるでしょ!なんで邪魔するのよ!!」etcetcで言い合いとかケンカとかになってしまうことってあると思うんです。
ウチは夫婦とも目が悪いので、そういうのは気が付かないこともままある。
こんな小さなことでも、言わないと伝わらないことってたくさんあって、
これが全部積もり積もったら、それは大変なことになるよね。言っているうちにだんだん慣れてきて、力まずに言えるようになります。
その場その場で伝えていけば案外すんなり通って、ストレスもかかりません。なんで今まで言わなかったんだろう。もっと早く気が付けばよかったです。
「神社ミッション」じゃなくて「親とか親戚ミッション」
神社ミッションというのはやったことがないのですが、数年前から親とか親戚に「自分にしたらちょっと多いかな?」という額を渡すということをやっています。
↓ 神社ミッションについてはこちら。
親とか親戚ミッション
最初は、私にまとまった額の臨時収入があったとき、ゲン担ぎで母にお年玉として7万円を渡しました。
ゲン担ぎなので、その時どんなことを感じるかをあまり意識しなかったのですが、相手は母ですから感謝の気持ちを込めました。
子供たち(母からすれば孫)をいつも気にかけてくれていたからです。
その後は無理のない範囲で5万円にしています。
渡した分のいくらかは、孫へのお年玉になったかもしれず、あまり意味はなかったのかもしれません。
親以外の親戚の時は、それほど行き来もないせいか、ご利益を期待しないのは神社ミッションみたいなものかもしれません。「神社という場所の雰囲気を経験する」といった点はありませんが。
甥っ子や姪っ子へのおこづかいなどは、高校生以上になるともう万円単位なので、出す段になると出費の痛みでチクッとします。
ただ移動の交通費もバカにならないし、発表会などではお祝いの意味もあるので割とすんなり渡しています。
複雑な思いの冠婚葬祭
ちょっと複雑なのは、冠婚葬祭のご祝儀や不祝儀。これは予算も取ってあるので一番すんなり出せるものでもあるのですが、必ずネットで相場を調べた上で、親族間での決め事を確認します。
冠婚葬祭では、ダンナ様に恥をかかせてはいけないというのもありますが、最近機会もあったのでじっくり考えてみたところ、
「ケチだと思われたくない」
っていう気持ちが出てきました。これって、「自分はケチだと思っている」ってことじゃないですか。自分ではそう思ってたんだ~ へ~
ついこの間まで、自分のためには使えなかった
あと、今年になってから自分のためにお金を使うようにしてきたんですが、それまではやっぱりどこかに「自分にはそんなに使っていないのに」っていう思いもあったみたいです。
「自分で好きに使うために働きたい」と言ったとき、夫とモメて多少こじれたこともあります。
どうして使えないか考えてみたら、「稼いでないから」。これって「稼いでない私には価値がない」ってことで、この考えは即改めました。
もしかしたらモメた時も、夫ではなく自分に「もっと使うように許可する」ことが先だったかもしれません。その時はそんなこと思いもしませんでした。
今では自分のお金も使うし、おこづかいはありがたく受け取るので、そういう点では以前よりお金をすんなりやり取りできるようになった気がします。
気持ちがザワザワするときは思い込みを見直す機会
よく、「お金持ちは寄付をしているから真似したほうがいいよ」とか、「親にお小遣いを上げるといいよ」(← まさに私はコレ)ってありますが、なーんにも考えずにやるのではなくて、「その時何をどう感じるか」に気を付けて、自分の思い込みを考え直すのが大事だったんですねえ。
気持ちよく出せない理由の一つは、見返りがないところに(見返りを期待して出すのがそもそもがめついですね)出すことがありますが、人間ではない神様(神社)にはたとえご利益がなくても「神様だから」出しやすいのかもしれません。
親や親戚へお金を渡すことにも、いろいろ感じる点があったというお話でした。
自分の気持ちから目を逸らさないことが、こんなに大事だったなんて!
昨日、こちらのセミナーに行ってきました。
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自分のために使うお金としてはまとまった額でしたが、今は「気になったところにはお金を使う」と決めているので、思い切って申し込みました。著者の方の大ファンというよりは、「なんだか気になる存在」。その時はあれこれ迷ってました。
こちらの本や、
著者ご本人のブログを読んでみても、わからないなーというところがあったので、何かヒントが見つかるかもしれないという期待もありました。
わかったこと!
セミナー中、たくさんの方が質問していたのですが、私はわからないところがあるのに、ちゃんと言葉にできなくてその場は聞いていて終わりました。
で、寝る前になってふっと「あ、もしかしたらこうかも!」って気が付きました。
- ご本人が、設定変更(自分の思い込み)を変えるきっかけは、納得できない現状だったこと。
- 将来幸せであるためには、今現在が幸せであると感じること。
1.の納得できない現状は、まだ収入が少ないころのボロボロの家などのことで、「これって幸せじゃないってことだよね」「古い=アンティーク調で可愛い」って自分をごまかしている場合じゃないんだよね?
このあたりがつながらないなあと思っていたのですが、
3. 「ガムシロップ入りのカフェラテ」(P.156)について、
「ま、いっか。150円くらい。もう一回買えば」でも
「まぁ、たまにはシロップありもいいよね。甘くていいわ」でも
お金は循環せず、貧乏の感覚になっていくということ。
のところで質問があってその回答が、
結局は、甘いカフェラテが飲めないので買いなおしたのですが、
1回目:甘くてガッカリ!気分転換できない!
2回目:美味しい!
で、得られた感情は2倍になるんです
ってところで納得できました。
自分にとって、マイナスの感情(ボロい家はイヤ!とか、好みじゃない甘いカフェラテはイヤ!)もちゃんとごまかさずに感じるのが「幸せ」だということ。
「悲しい」「苦しい」「不安」「恐怖」…などのマイナスの感情も、同じ「魂の喜び」なんだというのは、セミナー冒頭でお話がありましたので、
「これかっ!」
違ってたらどうしよう… たぶん軌道修正することが起きる かな?
たとえ自分にとって不都合なことであっても、ごまかさずに感じる=幸せなのかなと。
変わってきた私の現状
1年ぐらい前の状況。
その後さらにトラブル?が増えました(どれだけだよ)。どんどん状況が好転してきていますが、まだ全部揃っていないのでそのうち書く予定。
他人のことはよく見える
なんだか失敗を過剰に避けようとしている人が多いのかなあと感じましたが、私だって行動できずにうじうじしているのは同じ。人のことってよくわかるんですね。自分のことは棚に上げまくっている。
あと、”節約で満足するってどういうことか”のお話は、ライブで聞けてよかったです。他にもいろいろあるのですが、今回はここまで。
青戸真穂さんのブログをきっかけに、藤本さきこさんを知りましたが、お二人のおかげで解決したことがたくさんあります。それについてはまた記事にする予定です。
このようなセミナーを開催していただき、ありがとうございました。
開き直ったら、外出が少しラクに思えた件
私の開き直りって、ダメなところも含めて自分だってわかった時なんですが、
先日、久々に以前参加していた勉強会に出席してきました。
以前だったら、仕事関係の近況報告なども、「進捗なし」を報告するのがカッコ悪いなー行きたくないなーだったんですが、
今回は、自分の考え方がガラッと変わったことについてお話してきました。
10分くらいお話ししたので、伝わったかどうかはわからないです。
勉強会の目的とはズレていましたが、全く関係ないこともない事柄なので。
本当に前と違うなあと思ったのは、疲れ方が全然違ったこと。
「みんなと違って、ちっとも前進していないなあ」「みんな着実に仕事ができてすごいなあ」「私は外出するだけで疲れてそれ以上のことができないのになあ」
とか、自分責めの嵐だったのが、全然そっちに神経が行かなかったこと。もう「できない私はこうです」ってただ出席してきただけ。だから、行って帰ってきてそれだけ。
うん、疲れなかった。
ここからどうするかは、自分で決めなきゃいけないんですが、未だにテンションが低い。低すぎ。自分でこれ!っていう感覚がないです。
こういうときって、つい解決のための情報探しをしてしまうんですが、そうではなくて、自分に「どうしたいの?」って聞いてみることにします。