空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

介護共倒れを防ぐには

いや、別にここは介護ブログじゃないんですが。

 

昨日、明け方3時に電話で起こされまして。

実家の母が具合が悪いらしく、「救急車を呼んだから、家にいるお父さんをお願い」。えっ?! 何事?

 

で、バスも電車も動いていないし、「しゃーない、自転車で行くか」と着替えだしたら夫が車で送ってくれました。往復だけなら30分。カーシェア便利。

 

結局、母はいきなり血圧が上がりすぎて(脳卒中の危険がある)、夜間救急へ搬送。心電図や血圧など様々な検査を受けたそうです。その内眠ってしまい、採血や点滴されているのは目が覚めてから気がついたとか。

 

血液検査で数値に異常はなく、原因は介護のストレスでしょうというお医者様の判断。休んだり、外出したりを勧められたそうです。

 

「だって、それができないのよ」

 

母の話を聞いているうちに、「これだと、しんどくなるのも仕方がないわ」という点があったのでまとめてみます。

 

完璧志向

訪問看護やケアマネージャーさんなどが来る前には、

  • 部屋の掃除
  • 洗面台の掃除(サービス前後に必ず手を洗うため)
  • 父の布団カバーやシーツの洗濯 

を必ず済ませるそうです。部屋の掃除も始めたらたぶん家じゅう全部をやっているでしょうし、父の身支度(顔や体を拭いたり、着替えさせたり)も聞いてはいませんがやっているかもしれない。

 

訪問看護は、24時間電話連絡ができてアドバイスを受けられる点で、精神的な負担をものすごく減らすことができます。

(個々のサービス内容はサービス提供者に確認してね)

反面、それほど介護度が進んでいない場合は、訪問回数が多いと却って介護する人の負担になることもあります。

特に母の様に、何事にも完璧を目指す人の場合は。

 

理屈を押し通す

 

旅行から帰って来た父は、それまで2食半だったのが完全に2食になったそうです。旅行中は動いていたから食べられたのかもしれないし、周りに合わせていたのかもしれません。

私だとズボラなので、「固形物がダメなら、たとえ汁しか飲まなくても、汁物は具沢山にしておこう(エキスくらい出るんじゃない?)」とか、「アイスクリームしか食べられないなら、果物も付けておくか」で済ませちゃうんですけどね…

 

「食事は3食きちんと食べるべき」「タンパク質は、ビタミンは…」「水分は1日にこれくらいは飲むべき」で、介護を受ける本人がそうしないとイライラするんだそうです。「自分の作る食事で、健康管理がきちんとできている」っていう自信もあると思います。

 

昨日は、父が「きつねうどんを食べたい」というので、甘く煮たおあげさんから作ってみました。普段は甘さ控えめで作りますが、お店で出てくるような、やや甘味が強いバージョンで。

生憎ネギがなかったので(痛恨のミス!)、ゆでた小松菜の柔らかいところと、出来合いの温泉卵もトッピングしたら、めっちゃ美味しそうにできました。写真が無いのが残念。むう。

 

そうすると、横から母が、「タンパク質が足りないから、肉か魚も食べて」「水分が足りないから飲んで」とか言うわけです。食欲がなくて2食だというのに。

 

「いや、おうどんのおだしをこれだけ飲んでいるから大丈夫」「あげも卵も食べているし、小松菜も乗ってるからバランスとれているよ」 と私。

せっかく食べたんだから、喜ぼうよ。

 

でもね、そう考えられないくらいに、母は疲れ切っているんだと思います。うちの子が、パワハラで疲れ切っている時に、自分からは会社を辞められなかった時のように。

 

要求に全部応えようとして、振り回される

あとは、父の要求を全部実行しようとしていること。何か不調があると、明け方から「耳鼻科に行く」「眼科に行く」と言い続けるからだそうです。仕方がないから、父を連れて病院へ。身支度、タクシーの手配、長い待ち時間、会計、薬局。転ぶと骨折するかもしれない父を気遣いながらの通院は大変です。

それほど必要のない時に、病院へ行ったこともあったようです。

 

今は、訪問看護師さんのアドバイスを電話で受けられるし、訪問されたときに意見をもらったりできるので、そのあたりはだいぶ楽になったようです。

 

何か、父が日中一人で楽しめることがあればいいのですが、本や新聞を読むことも、パソコンのゲームもしんどくなってやらなくなってしまったので、どうしたもんでしょうねえ。何かいい考えはないかなあ。

 

私ができること

  • ショートステイなどの介護サービスを受けるように勧めること
  • 母が昼寝をしたり、外出できるよう留守番に行く回数を増やすこと
  • 買い物の手伝い
  • いつもと違う料理を作る

ものすごく意外だったのは、旅行でのお弁当をめっちゃ喜んでくれたこと。煮〆とか胡麻和えとか漬物は、普段食べてるものと同じなのにー

いつもと違った盛り付けで、楽しかったのかもしれない。

ランチプレートに盛り付けたらどうかな?

外で食べるのも、楽しかったのかもしれない。

そうそう、きつねうどんも好評でした。なんちゃって店屋物。

 

家庭の主婦は、どんなものでもほかの人が作ってくれたお弁当がうれしいもの。時々みんなで食べるのに、お弁当を詰めて持っていくのもいいかもしれない。

煮豆でも仕込むかー

 

 

父のいいところ

今回の旅行。 

fukulife.hatenablog.com

 それで、今まで知らなかった父の一面を知る機会がありました。

 

みんなで食べよう。みんなに分けよう。

 

 旅行中、何度か父がこのように言う場面がありました。

「晩ご飯まで時間があるから、フライドポテトを頼んでみんなで食べよう」

「この梨は大きくて立派だから、みんなのお土産にしよう」

 

こういう時、「別に今はいらないかな~」「気を使わなくてもいいよ~」と周りが言うのはハズレています。

 

なぜなら、

「自分がフライドポテトを食べたい!だからみんなで食べよう」

「美味しそうな梨だから食べたい!だからみんなの分も買おう」

と言っているからです。

 

ふだん、家では母が「体にいい食事」「バランスの取れる食事」を作ってくれているため、あまり揚げ物は登場しません。母自身の健康維持もあるからです。

 

だから、弟が食事までのつなぎに頼んだフィッシュ&チップスがおいしそうに見えたんでしょう。

 

また、最近の父は食事の補いに果物をよく食べるので、旅行中で思うように食べられなくてガマンしていたのかもしれません。

自宅に帰ってきて、着替えて一息ついたと思ったら、

「梨を剥いて。みんなで食べよう!」

 

はい、すごい勢いで食べていました(笑)

 

 

自分だけ欲しいというのは、隠したい?

 

まあ、ホンネを隠したいのかな?いいカッコしたいのかな?とも思いますが、「自分だけでなくみんなで」というところがなんだかいいなあと思いました。

 

ガツガツ、ギスギスしていないでしょ?

 

結果、私は荷物持ちで多少振り回された感もあったのですが、「実は自分がそうしたいのね」ってわかったら、笑いながら「いいよ、好きなだけ付き合うよ」っていう気持ちになれました。

 

 

人付き合いについて、私の勘違い

 

今回の甥っ子君のピアノコンクール、出演前にみんなのところに顔を出してくれたのですが、緊張している本人に「頑張って」等の言葉はプレッシャーになるから、何といっていいのか言葉に詰まるところもあったのですが。

 

「〇〇(甥っ子君の名前)、緊張しないで頑張れよー」

 

と、年を取ってややかすれてしまった高い声で、調子っぱずれに言い放ったのは父。

その場が一気に和みました。みんな笑っちゃったもんね。

すごいわ、父。

 

私、こういう踏み込んだことを言うって、ある程度信頼関係とか、距離感とかわかったうえでないと言えないとずっと思いこんでいたけれど、案外違ってたんじゃないかと。

 

相手がどう受け取るか、気にしすぎてたんじゃないか。

いや、なんでもかんでも心無い言葉をいうのはマズイけど、気を使いすぎても何も伝わらないよな~

 

母が語る父は、これまでの積み重なった物や、夫婦ならではの遠慮のなさが持つマイナス面とかあって、正直、父=困ったところのある人と思い込んでいた部分もあるのですが、

フィルターなしで見た父は、けっこうチャーミングな面もありました。

 

旅行、行って良かったです。

親御さんと旅行に行こうか迷っている方がいるのなら、日帰りでも、1泊でも体が動くうちに行かれることをおススメします。

 

 

高齢者の旅行にあったらいいなと思うもの、あって便利だったもの

今回の旅行で、無くて失敗したな!と思ったものがあります。

それは、どこでも使えるクッション。

「大判のバスタオルなら、どこへでも持って行けるしいいかも」と思ったのに失敗。

長時間座っているとお尻が痛くなるそうで…

 

こういうものがあると、帰ってきてから判明

床ずれ防止用に色々な形状のものがあるのですが、父はまだ寝た切りではないのでこのカテゴリーから物を探すという考えがすっぽり抜け落ちていました。

 

普段、家の中ではこれが大のお気に入り。

メーカーさんでは、小さいクッションは作っていないようなので、似た素材で探すなら介護用が手っ取り早いのかなと思った次第。

 

クルマの中、音楽ホールでの座席と比較的長い時間座る場所が複数あったので、持ち運べるものが便利です。介護用なら洗えるし。 モノによって違うようです。

 

あと欲しかったものが、軽め・大きめのトートバッグ

 

ウエットティッシュ、ポケットティッシュ、毎食毎の薬、ペットボトルの水、ゴミ袋、タオル、ひざ掛け、(クッション)などなど、ちょっと休憩するにも、移動するにも持ち歩くものが結構ありました。

今回はレジ袋で代用しましたが、できれば軽い素材でなんでも放り込めるトートバッグがあるとよかったです。レジ袋だと自立しないし見た目もイマイチで楽しくないです。

 

 

あって便利だったもの

  1. ひざ掛け、体温調節用の衣服(今回は薄手のダウンベスト)
  2. 大判のウエットティッシュ
  3. サービスエリアで単品の「お味噌汁」
  4. ファミリーレストラン
  5. 多機能トイレ

 

1.ひざ掛け、体温調節用の衣服(今回は薄手のダウンベスト)

 

体温調節ができない父は、信じられないくらいに寒がります。マイカーで長距離移動するときは、山間部のサービスエリアなど高度がある=市街地より寒いので、サッと着られるものがあると便利。

この時期(10月初頭)、コンサートホールやレストランでも意外と冷房が効いているので、ひざ掛けが大活躍でした。

 

2.大判のウエットティッシュ

 

水道がないところでのおしぼり代わり。ほか誰でも、何でも使えて便利。

 

3.サービスエリアで単品の「お味噌汁」

 

今回、お弁当と一緒に出して大ウケだったのがこちら。父は水分をあまり摂らない代わりに、毎食汁物を欲しがります。

保温ポットにお湯+カップみそ汁でもよかったのですが、クルマで荷物が運べると言っても、大型の保温ポットまで持ち歩くのは無理。サービスエリアのフードコートで単品でたまたま買えたので大変ラッキーでした。

 

4.ファミリーレストラン

 

ドリンクバーで、年代がバラバラでも、好きな飲み物を選べるのが便利。単品で軽食やちょっとつまめるものが多いのも助かります。

普段は「体に良いもの」中心の食生活なので、たまのお愉しみにファストフード系のメニューもありがたい!

最近はモーニングメニューを扱うところも増えてきているので、和定食があるのもうれしいです。

 

5.多機能トイレ

 

一刻を争う時に、大概空いているので助かります。乳幼児連れ、妊婦さんの他に高齢者も使えます。今回行く先々に多機能トイレがありました。

最近のサービスエリアで、一般のトイレで個室の空き状況を知らせるモニターがありますが、高齢者が初めてあのシステムを見て、付き添いなしでは用は足せません。

今回も、最初の休憩時に男子トイレの入り口でドンドン抜かされていたので、多機能トイレに移動しました(私は男子トイレだと中までついていけない)。まだトイレの介助は必要ありませんが、杖の取り回しもラクで、ゆっくり落ち着けるようです。

 

何回か利用するうちに慣れてきて、手洗いまで1か所で終わるので本人もトイレの不安がだんだん小さくなっていたのがわかりました。

 

もっと気軽にお出かけしたら 

  

多機能トイレやスロープ、幅広い年代に対応できる食事メニューが揃っている…普段意識しないところが高齢者対応になっていて、世の中ちゃんと進んでいるんだなと実感できた旅行でした。

 

こんなに長距離の移動ではなくても、時々は近場のピクニックや、近所のファミレスなど、外出の機会を増やしてあげられたら楽しいよね…と思いました。

 

 

 

高齢の父と兄弟そろって旅行。行ってよかったです。

先日のこれ。 

fukulife.hatenablog.com

 行ってきました。

行って良かったです。

 

父はこの3年ほど入退院を繰り返し、旅行には行かなくなりました。最近では食欲も落ち、強く勧めないと水分もあまり摂らなくなり、周囲は心配していました。

 

今回、甥っ子君(父には孫)の応援に誘ったところ、とても行きたがっていたので思い切って車で出かけました。弟たち2人が交代で運転してくれるため、こちらも安心。予備の着替えやタオル類などもたくさん持っていけました。

 

途中のサービスエリアでは、みんなで持参のお弁当を食べました。最近では建物の外にピクニックエリアが整備されていて、広い芝生の公園のようなところでとても開放的。お天気も良く、気持ちがよかったです。

父はお弁当から遠ざかっていたせいか、いつになく食欲も出た様です。別の休憩時間には、家ではまず作らない揚げたてのフライドポテトに大満足でした。

 

甥っ子君(父にとっては孫)のピアノコンクールは、残念ながら入賞できませんでしたが、本人らしい独特の響きが聞けてとてもよかったです。

 

帰りのサービスエリアでは、お世話になっている方や自分の為にもたくさんのお土産を買いました。最近は特産の果物などもあって、設備も新しいし、立ち寄るには楽しい場所になっています。

マイカーでの長距離ドライブ=渋滞のイメージが強かったのですが、新しい路線も開通して、日にちや時間帯によってはかなり解消されているようです。

 

たくさん食べ、たくさん歩き、昼寝をしないので夜はグッスリ眠れ、水分もたくさん摂り、帰宅した時は疲れてはいましたが、出発前より顔色は良かったです。家の外に出て、たくさんの刺激があって、「楽しかった」と何度も言っていました。

 

思い切って出かけて、本当に良かったです。

 

 

たぶん最後の旅行

先週実家に顔を出した時には、父は家の中ならゆっくり移動できていました。昨日行ってみたら、家の中でも杖が無いと歩けなくなっています。

ほんの少し前には、付き添いあり+タクシーでなんとか外にも出かけていたのに。

 

fukulife.hatenablog.com

 

食事もだんだん減っていくようで、今では2食半状態。朝と晩は食べるけれども、お昼はお味噌汁と果物と、昨日だとトウモロコシが4分の1。

 

食事以外はずっとベッドでテレビを見ています。話しかけると、ゆっくりですが機嫌よさそうにしゃべります。

 

そんな状態の父ですが、弟①の長男(父にとっては孫)が某国際音楽コンクールのアマチュアピアノ部門でファイナリストになったので、弟②夫婦に車を出してもらい、泊りがけで応援に行くことにしました。

 

父も、私たち兄弟もあまり音楽には縁がなく、何もわかりませんが、甥っ子君の晴れ舞台をみんなで見てこようと思います。

 

介護ストレスMAXの母にも、わずかな間ですが介護から離れる時間を作ってあげられます。

 

幸い週末はお天気もよさそうです。みんなが楽しく過ごせますように。

 

 

豆苗がキライです

私は豆苗がキライです。

 

わかってます。豆苗に罪はないんです。

 

でも、火を通したらカサが減っていくらにもならないのがイヤなんです。同じ手間なら、たっぷり量がある他の緑黄色野菜がいいんです。

お味噌汁の色どりなら、カブやダイコンの葉で十分です。

 

多少クセがあるので、油で炒めるとか、その時にニンニクを使えばおいしいってわかっているんですけれど、平日ニンニク料理を作りたくないんです。

 

使いそこなって、一袋ダメにしました。

お願いだから、自分で料理しない食材は買ってこないで~

 

 

1回のウォーキングで体重800g減。どうもむくんでいたらしい。

日焼けするのがイヤなのと、今年の夏は雨が多くてウォーキングはサボっていました。すると、あっという間に2キロ増。いやあああああ~

 

というわけで、昨日1時間ばかり歩いてみました。汗びっしょりです。直後の体重が減ってはいましたが、翌朝もう一度量ると減ったまま。水分や食事を控えたりはしていません。

むくみやすい体質かもしれません。

 

やみくもにカロリーを減らせばいいってものでもないらしい。

president.jp

 

体を動かすと、ずっと家にいるより食欲が落ちます。というか、空腹でイライラしない。食事を楽しみにできるくらいの空腹加減です。なんでだろ。

 

本当は早朝のあまり日差しが強くない時間帯がいいけれど。

 

キンモクセイが咲きだしました。秋ですね。