空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

父とショートステイ・その後の介護を左右する重要ポイントがあった。

今、入院中の父ですが、先日母が救急搬送されたことで、「そろそろショートステイを利用しようか」という話になりました。 

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 ショートステイとは

介護保険における要介護・要支援者への居宅サービスの一。特別養護老人ホームなどに短期入所し日常生活の介護などを受ける短期入所生活介護と、介護老人保健施設などに短期入所し医学的管理下で介護などを受ける短期入所療養介護に分けられる。また、障害者自立支援法においては、要件を満たす障害者・障害児が障害者支援施設などに短期入所して介護などを受けるサービス。 (goo辞書より)

 

介護する人が病気・疲労・旅行・冠婚葬祭などで一時的に介護できないときに、短期で利用できるサービスです。2泊3日などで、一定の要支援、要介護の人を預かってくれます。

 

介護施設は種類が多すぎてさっぱりわからない!

 

これが、本格的に入所するための施設探しとなると、施設の種類が多すぎてどこから手を付けてよいのかさっぱりわかりません。

 

金銭的なものはもちろん、認知症の有無、介護度がどれくらいか、生活面のみのケアでよいか、医療面のケアも必要かなどで選ぶ施設が違います。

 

今回はケアマネージャーさんや、民生委員さんに相談して、上記の説明にある特別養護老人ホームと介護老人保健施設にそれぞれ母が見学に行くことになりました。

 

特別養護老人ホームは、要介護3以上の人が対象で、24時間介護が受けられ、長期入所が可能な公的施設です。費用も比較的低額なので、「入所待ちで何年も先までいっぱい」というのはこのタイプ。

 

介護老人保健施設は、退院した後すぐの自宅療養が困難な人のために、主にリハビリを行うところで短期の利用目的の施設。

 

今のところ、父を長期で入所させる予定はないので、それほど選択には困らないだろうと思っていたのですが、ケアマネさんから思いもかけない点を教えてもらったそうです。

 

最初が肝心。その後の介護が左右されるポイントって?

 

「2泊3日のお泊り介護だから」と依頼する方は気軽に考えていたのですが、大きな勘違い。

 

そもそも、いきなり病院でもホテルでもないところに連れてこられ、家族はおらず、相性も合うかどうかもわからない他人に着替えや食事、入浴の手伝いを頼むのですから、思考力の落ちている本人には大きな精神的負担になります。

 

いったん「気に入らない!不愉快だ!」となると、あらゆる施設を拒否!ということにもつながるので、最初の施設の利用は慎重に考えたほうがいいのだそうです。

 

もちろん、緊急度の高い場合はそうもいっていられないのですが、時間があるなら検討したほうがよさそうです。

何しろ、年齢が高くなるほどこだわりが強く、怒りっぽくなることが多いですもんね。

 

 

 介護する方も抱えすぎない

 

介護サービスの利用を、最初は渋っていた母ですが、知り合いに介護関係者や民生委員さんがいたおかげで、思い込みとか、敷居の高さが段々となくなってきたようです。

そもそも、体力的に限界があるってことを動けるうちは認めないんですもん。こちらもとっても頑固。

でもねえ、「お母さんの血圧の高いのが心配だ。自分のせいで」と言っていたのは父なんです。介護する人が辛かったら、されるほうだって辛い。

だから、頼れるものはなんでも頼っていいと思います。

 

 

 

 

父のお気に入り

体温調節が難しくなった父のために、ウールの腹巻を買ったのが先月。まだ暑いよ~

 

気が急いていて、売り場でよく確認せずに買ったのですが、ポケット付きだったようです。カイロを入れるんだそうです。なぜかファスナー付き。

洗い替えにもう1枚買う時に、ポケット無しタイプがあることがわかりましたが、カイロは入れるかもしれないし、やっぱりポケット付きにしました。

 

そうしたら…

 

父はその腹巻を大いに気にいったのだとか。カイロではなく、お財布を入れているのだそうです。散歩のときなどに使う、カードケース位の小さいお財布で、少しなら紙幣も入ります。

ずっと家にいるので、身に付ける必要はないのですが、寝る時もそのまま。

 

先日の旅行の時も、そこからお財布を出して楽しそうに買い物をしていました。 fukulife.hatenablog.com

 

腹巻きそのものも温かいのでしょうが、きっと懐もあったかいのでしょう ^^

 

会話をしていて多少ちぐはぐな時もありますが、巷でよく聞く「お財布を取られた」「お金を盗まれた」と言って騒ぐことはありません。とっても穏やかに過ごしています。常に一緒にいる母には何かと怒ったりするらしい

 

女性なら、軽くて可愛いポシェットなどがいいのかな?

 

何かのご参考になれば。なるのか?

 

 

繰り上げ返済のデメリット

以前、こんな記事を書きました。 

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 思い切って、ローン返済を見直してみてよかったねというお話でした。

 

住宅ローン繰り上げ返済の目的

 

支払金利の軽減が注目されがちですが、繰り上げ返済には、

  • 返済期間を短くする
  • 返済額を低くする

効果があります。

個々の経済状況にもよりますが、最近は「退職前にローンを完済しましょう」と言われることが多いです。そこで、返済期間の短縮を行います。

 以前は残債を退職金で清算することがありましたが、住宅の値上がりが期待できない以上、退職金を大きく減らすことは老後資金を減らすことにもなるからです。

 

一方、何が何でも返済期間を短くするのは、せっかく現金一括払いでなく、分割払いで大きな買い物するのですから、「長期の分割払い」の権利を放棄するのはどうなの?っていう問題もあります。

 

 

 

また、毎月の返済の負担を減らすために、元本を減らすということをします。

 

払った元本は戻ってこない

 

最近では、繰り上げ返済はそれほどまとまった金額である必要はないようですが、手元の預貯金を不用意に減らしてしまうことは、不安につながります。

緊急に費用が必要になった場合に新たに高金利のキャッシングやローンが必要になるなど、本末転倒なことにもなりかねません。

そもそも、そこまで余裕がないのに繰り上げ返済はダメよってことです。

 

また、一旦期間短縮をしてしまうと、借り換え時には短くなったローン期間での融資となります。

 

繰り上げ返済の効果が出るタイミングは、

  1. 完済後、住居費の負担がなくなるor軽くなる
  2. 返済額軽減で毎月の支出が減る

のいずれかです。すぐに効果が出るのは2.ですが、借入額と繰り上げ返済に充てる費用のバランスによって軽減額は異なります。

 

例えば、3,000万円 35年元利均等 金利1%のローンで、1年後に繰り上げ返済100万円を実行すると(返済額軽減)、毎月の返済額は、

実行前 84,685円

実行後 81,787円

 と、軽減額は3,000円を切ります。この場合、「100万円はもしもの時のために、手元に置いておく」という判断も出てくるでしょう。

 

デフレ時の考え方にとらわれすぎない

 

超低金利で、銀行に預けるだけではお金は増えない、かといっていきなり投資は怖いということで、余裕資金を住宅ローンの繰り上げ返済に充てることは、ノーリスクで割のいい「運用」の側面がありました。

時期的にはウチも該当したのもあり、住宅買い替え時の所得税・住民税軽減と合わせると約2,500万円の効果がありました。

世間でよく言われる「老後資金には3,000万円」の目途は、ある程度付くのかもしれません(3,000万円の根拠とか妥当かどうかは、今は考慮しないものとします)。

 

ただ、徐々にでも資産運用に慣れていかないことには、早々行き詰りますし、できれば運用で得た余裕で生活を楽しむことに使いたいです。

 

最初は少額で慣れることから

 

税制優遇がある個人型確定拠出年金、NISAなどの制度が登場し、投資信託などの信託報酬は、以前よりは下がってきています。

日本に居ながらにして、経済成長を続けている分野にお金を掛けるには、環境が整ってきつつあると言えるでしょう。

20年前から、おそるおそる元本保証のない金融商品を試してきましたが、始めは本当に怖かったです。投資信託などを経て、初めて日本の個別株を買った時、あっという間に評価額が2万円下がったことは強烈に覚えています。

まだまとまった額を投資するまでにはなっていませんが、比較的精神的に不安の少ない方法もあるので、自分でも整理してみようと思います。

 

 

 

介護共倒れ?

先日、救急車を呼んだ母ですが、 

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 その後、発熱。昨日まで丸二日熱が下がりません。

昨日は、買い物したり、食事を作ったり。一緒にご飯を食べて、話を聞いたり。

しばらく眠ると、それ以上は眠れないから起きているんだけど(寝とこうよ!)。

 

今日はメッセージ飛ばしましたが、返事がないので様子がわかりません。頼まれた買い物があるので、届けがてら様子を見に行ってきます。

 

「おかしい。熱が出たっていつもだったらとっくに下がっているのに。もっと動けるはずなのに」

 

いやいや。半年以上気を張り詰めていたんだから、体が限界だったんだよ。ここで休めってことなんだから、素直に寝ておこうよ。

 

偶然?テレビで看取りに関する特集があったようで、「昼間眠る時間が増えているってことは…」と少しずつ現実を受け入れつつあるのかもしれません。発熱したのもいい機会。緊張を緩めて自分を労わって欲しいです。

 

 

 

介護共倒れを防ぐには

いや、別にここは介護ブログじゃないんですが。

 

昨日、明け方3時に電話で起こされまして。

実家の母が具合が悪いらしく、「救急車を呼んだから、家にいるお父さんをお願い」。えっ?! 何事?

 

で、バスも電車も動いていないし、「しゃーない、自転車で行くか」と着替えだしたら夫が車で送ってくれました。往復だけなら30分。カーシェア便利。

 

結局、母はいきなり血圧が上がりすぎて(脳卒中の危険がある)、夜間救急へ搬送。心電図や血圧など様々な検査を受けたそうです。その内眠ってしまい、採血や点滴されているのは目が覚めてから気がついたとか。

 

血液検査で数値に異常はなく、原因は介護のストレスでしょうというお医者様の判断。休んだり、外出したりを勧められたそうです。

 

「だって、それができないのよ」

 

母の話を聞いているうちに、「これだと、しんどくなるのも仕方がないわ」という点があったのでまとめてみます。

 

完璧志向

訪問看護やケアマネージャーさんなどが来る前には、

  • 部屋の掃除
  • 洗面台の掃除(サービス前後に必ず手を洗うため)
  • 父の布団カバーやシーツの洗濯 

を必ず済ませるそうです。部屋の掃除も始めたらたぶん家じゅう全部をやっているでしょうし、父の身支度(顔や体を拭いたり、着替えさせたり)も聞いてはいませんがやっているかもしれない。

 

訪問看護は、24時間電話連絡ができてアドバイスを受けられる点で、精神的な負担をものすごく減らすことができます。

(個々のサービス内容はサービス提供者に確認してね)

反面、それほど介護度が進んでいない場合は、訪問回数が多いと却って介護する人の負担になることもあります。

特に母の様に、何事にも完璧を目指す人の場合は。

 

理屈を押し通す

 

旅行から帰って来た父は、それまで2食半だったのが完全に2食になったそうです。旅行中は動いていたから食べられたのかもしれないし、周りに合わせていたのかもしれません。

私だとズボラなので、「固形物がダメなら、たとえ汁しか飲まなくても、汁物は具沢山にしておこう(エキスくらい出るんじゃない?)」とか、「アイスクリームしか食べられないなら、果物も付けておくか」で済ませちゃうんですけどね…

 

「食事は3食きちんと食べるべき」「タンパク質は、ビタミンは…」「水分は1日にこれくらいは飲むべき」で、介護を受ける本人がそうしないとイライラするんだそうです。「自分の作る食事で、健康管理がきちんとできている」っていう自信もあると思います。

 

昨日は、父が「きつねうどんを食べたい」というので、甘く煮たおあげさんから作ってみました。普段は甘さ控えめで作りますが、お店で出てくるような、やや甘味が強いバージョンで。

生憎ネギがなかったので(痛恨のミス!)、ゆでた小松菜の柔らかいところと、出来合いの温泉卵もトッピングしたら、めっちゃ美味しそうにできました。写真が無いのが残念。むう。

 

そうすると、横から母が、「タンパク質が足りないから、肉か魚も食べて」「水分が足りないから飲んで」とか言うわけです。食欲がなくて2食だというのに。

 

「いや、おうどんのおだしをこれだけ飲んでいるから大丈夫」「あげも卵も食べているし、小松菜も乗ってるからバランスとれているよ」 と私。

せっかく食べたんだから、喜ぼうよ。

 

でもね、そう考えられないくらいに、母は疲れ切っているんだと思います。うちの子が、パワハラで疲れ切っている時に、自分からは会社を辞められなかった時のように。

 

要求に全部応えようとして、振り回される

あとは、父の要求を全部実行しようとしていること。何か不調があると、明け方から「耳鼻科に行く」「眼科に行く」と言い続けるからだそうです。仕方がないから、父を連れて病院へ。身支度、タクシーの手配、長い待ち時間、会計、薬局。転ぶと骨折するかもしれない父を気遣いながらの通院は大変です。

それほど必要のない時に、病院へ行ったこともあったようです。

 

今は、訪問看護師さんのアドバイスを電話で受けられるし、訪問されたときに意見をもらったりできるので、そのあたりはだいぶ楽になったようです。

 

何か、父が日中一人で楽しめることがあればいいのですが、本や新聞を読むことも、パソコンのゲームもしんどくなってやらなくなってしまったので、どうしたもんでしょうねえ。何かいい考えはないかなあ。

 

私ができること

  • ショートステイなどの介護サービスを受けるように勧めること
  • 母が昼寝をしたり、外出できるよう留守番に行く回数を増やすこと
  • 買い物の手伝い
  • いつもと違う料理を作る

ものすごく意外だったのは、旅行でのお弁当をめっちゃ喜んでくれたこと。煮〆とか胡麻和えとか漬物は、普段食べてるものと同じなのにー

いつもと違った盛り付けで、楽しかったのかもしれない。

ランチプレートに盛り付けたらどうかな?

外で食べるのも、楽しかったのかもしれない。

そうそう、きつねうどんも好評でした。なんちゃって店屋物。

 

家庭の主婦は、どんなものでもほかの人が作ってくれたお弁当がうれしいもの。時々みんなで食べるのに、お弁当を詰めて持っていくのもいいかもしれない。

煮豆でも仕込むかー

 

 

父のいいところ

今回の旅行。 

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 それで、今まで知らなかった父の一面を知る機会がありました。

 

みんなで食べよう。みんなに分けよう。

 

 旅行中、何度か父がこのように言う場面がありました。

「晩ご飯まで時間があるから、フライドポテトを頼んでみんなで食べよう」

「この梨は大きくて立派だから、みんなのお土産にしよう」

 

こういう時、「別に今はいらないかな~」「気を使わなくてもいいよ~」と周りが言うのはハズレています。

 

なぜなら、

「自分がフライドポテトを食べたい!だからみんなで食べよう」

「美味しそうな梨だから食べたい!だからみんなの分も買おう」

と言っているからです。

 

ふだん、家では母が「体にいい食事」「バランスの取れる食事」を作ってくれているため、あまり揚げ物は登場しません。母自身の健康維持もあるからです。

 

だから、弟が食事までのつなぎに頼んだフィッシュ&チップスがおいしそうに見えたんでしょう。

 

また、最近の父は食事の補いに果物をよく食べるので、旅行中で思うように食べられなくてガマンしていたのかもしれません。

自宅に帰ってきて、着替えて一息ついたと思ったら、

「梨を剥いて。みんなで食べよう!」

 

はい、すごい勢いで食べていました(笑)

 

 

自分だけ欲しいというのは、隠したい?

 

まあ、ホンネを隠したいのかな?いいカッコしたいのかな?とも思いますが、「自分だけでなくみんなで」というところがなんだかいいなあと思いました。

 

ガツガツ、ギスギスしていないでしょ?

 

結果、私は荷物持ちで多少振り回された感もあったのですが、「実は自分がそうしたいのね」ってわかったら、笑いながら「いいよ、好きなだけ付き合うよ」っていう気持ちになれました。

 

 

人付き合いについて、私の勘違い

 

今回の甥っ子君のピアノコンクール、出演前にみんなのところに顔を出してくれたのですが、緊張している本人に「頑張って」等の言葉はプレッシャーになるから、何といっていいのか言葉に詰まるところもあったのですが。

 

「〇〇(甥っ子君の名前)、緊張しないで頑張れよー」

 

と、年を取ってややかすれてしまった高い声で、調子っぱずれに言い放ったのは父。

その場が一気に和みました。みんな笑っちゃったもんね。

すごいわ、父。

 

私、こういう踏み込んだことを言うって、ある程度信頼関係とか、距離感とかわかったうえでないと言えないとずっと思いこんでいたけれど、案外違ってたんじゃないかと。

 

相手がどう受け取るか、気にしすぎてたんじゃないか。

いや、なんでもかんでも心無い言葉をいうのはマズイけど、気を使いすぎても何も伝わらないよな~

 

母が語る父は、これまでの積み重なった物や、夫婦ならではの遠慮のなさが持つマイナス面とかあって、正直、父=困ったところのある人と思い込んでいた部分もあるのですが、

フィルターなしで見た父は、けっこうチャーミングな面もありました。

 

旅行、行って良かったです。

親御さんと旅行に行こうか迷っている方がいるのなら、日帰りでも、1泊でも体が動くうちに行かれることをおススメします。

 

 

高齢者の旅行にあったらいいなと思うもの、あって便利だったもの

今回の旅行で、無くて失敗したな!と思ったものがあります。

それは、どこでも使えるクッション。

「大判のバスタオルなら、どこへでも持って行けるしいいかも」と思ったのに失敗。

長時間座っているとお尻が痛くなるそうで…

 

こういうものがあると、帰ってきてから判明

床ずれ防止用に色々な形状のものがあるのですが、父はまだ寝た切りではないのでこのカテゴリーから物を探すという考えがすっぽり抜け落ちていました。

 

普段、家の中ではこれが大のお気に入り。

メーカーさんでは、小さいクッションは作っていないようなので、似た素材で探すなら介護用が手っ取り早いのかなと思った次第。

 

クルマの中、音楽ホールでの座席と比較的長い時間座る場所が複数あったので、持ち運べるものが便利です。介護用なら洗えるし。 モノによって違うようです。

 

あと欲しかったものが、軽め・大きめのトートバッグ

 

ウエットティッシュ、ポケットティッシュ、毎食毎の薬、ペットボトルの水、ゴミ袋、タオル、ひざ掛け、(クッション)などなど、ちょっと休憩するにも、移動するにも持ち歩くものが結構ありました。

今回はレジ袋で代用しましたが、できれば軽い素材でなんでも放り込めるトートバッグがあるとよかったです。レジ袋だと自立しないし見た目もイマイチで楽しくないです。

 

 

あって便利だったもの

  1. ひざ掛け、体温調節用の衣服(今回は薄手のダウンベスト)
  2. 大判のウエットティッシュ
  3. サービスエリアで単品の「お味噌汁」
  4. ファミリーレストラン
  5. 多機能トイレ

 

1.ひざ掛け、体温調節用の衣服(今回は薄手のダウンベスト)

 

体温調節ができない父は、信じられないくらいに寒がります。マイカーで長距離移動するときは、山間部のサービスエリアなど高度がある=市街地より寒いので、サッと着られるものがあると便利。

この時期(10月初頭)、コンサートホールやレストランでも意外と冷房が効いているので、ひざ掛けが大活躍でした。

 

2.大判のウエットティッシュ

 

水道がないところでのおしぼり代わり。ほか誰でも、何でも使えて便利。

 

3.サービスエリアで単品の「お味噌汁」

 

今回、お弁当と一緒に出して大ウケだったのがこちら。父は水分をあまり摂らない代わりに、毎食汁物を欲しがります。

保温ポットにお湯+カップみそ汁でもよかったのですが、クルマで荷物が運べると言っても、大型の保温ポットまで持ち歩くのは無理。サービスエリアのフードコートで単品でたまたま買えたので大変ラッキーでした。

 

4.ファミリーレストラン

 

ドリンクバーで、年代がバラバラでも、好きな飲み物を選べるのが便利。単品で軽食やちょっとつまめるものが多いのも助かります。

普段は「体に良いもの」中心の食生活なので、たまのお愉しみにファストフード系のメニューもありがたい!

最近はモーニングメニューを扱うところも増えてきているので、和定食があるのもうれしいです。

 

5.多機能トイレ

 

一刻を争う時に、大概空いているので助かります。乳幼児連れ、妊婦さんの他に高齢者も使えます。今回行く先々に多機能トイレがありました。

最近のサービスエリアで、一般のトイレで個室の空き状況を知らせるモニターがありますが、高齢者が初めてあのシステムを見て、付き添いなしでは用は足せません。

今回も、最初の休憩時に男子トイレの入り口でドンドン抜かされていたので、多機能トイレに移動しました(私は男子トイレだと中までついていけない)。まだトイレの介助は必要ありませんが、杖の取り回しもラクで、ゆっくり落ち着けるようです。

 

何回か利用するうちに慣れてきて、手洗いまで1か所で終わるので本人もトイレの不安がだんだん小さくなっていたのがわかりました。

 

もっと気軽にお出かけしたら 

  

多機能トイレやスロープ、幅広い年代に対応できる食事メニューが揃っている…普段意識しないところが高齢者対応になっていて、世の中ちゃんと進んでいるんだなと実感できた旅行でした。

 

こんなに長距離の移動ではなくても、時々は近場のピクニックや、近所のファミレスなど、外出の機会を増やしてあげられたら楽しいよね…と思いました。