空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

お金を払っているのに生かせずに逃げる

お金を払ってサービスを受けるのに、苦しくて耐えられず逃げたことがあります。

1度目は何年も前に受けた家計診断。2度目は自分と向き合うためのセッション。 

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家計診断のときは、使途不明金の原因がわからなかったこと。

後でよく考えたら、自分が毎月お小遣いとして使っていた分なんですが、自分が稼いで使っていた分は家計簿に記入していないのに、世帯収入の方には計上していたからです。

毎年家計簿を締めてみて、残金合わせていない割には漏れがほとんどないので最初は「使途不明金、何で???」だったのですが、家での集計では夫の収入のみで収支を出していました。

単なる勘違いや思い込みに見えるけど、「都合の悪いことはスルー」が発動したんだと思います。

 

セッションの時は、親の病状でMAX気を取られていた時と重なって、そんな時にとても自分と向き合うことはできなかったから。例えば質問で「今やりたいことは何か?」って 聞かれたとしても、「何もやりたくない」としか答えられない。

 

どちらも精神的に耐えられなかった。

 

結局は「ええかっこしい」

ここで少し触れましたが、 

fukulife.hatenablog.com

「自分を嫌いではないけれど、大好きかどうかはわからない。でも、今ここにいる私とちゃんと向き合おう。バカなこともやらかすけれど、それでもこれからもずっと幸せに生きていける」

「自分の人生も幸せも、他人任せにしない。全部自分で決める」

「他人にウケないかもしれないけれど、やりたくなったことは何かの形にしてみる」

 文章にしたのでこうなりましたけれど、寝起きのぼんやりした頭でスマホのメモ帳に残したのはこんな言葉でした。

どんな自分もそれは自分なんだと認めて受け入れる

自分と出会う感覚

自分とやっと出会えた

自分はここにいた

 この時感じたのは安心感というよりは、悲しさ。

「なんでもっと早く気付いてくれなかったの?」

 

3歳か4歳の時、虫歯の治療で歯医者に通っていたのですが、予約制も整っていなかったのか、診てもらうまでにずいぶん長いこと待っていた記憶があります。

その間、母は弟を連れて買い物などの用事を済ませていたようなのですが、ある時、治療が終わっても待合室に母は戻っていなくて、待っても待っても来てくれない。不安がどんどん膨らんできます。

やっと母が戻ってきたとき、私は思いっきり怒りをぶつけた覚えがあります。

「なんでもっと早く来てくれないの?」

丁度、そんな気持ちでした。

 

自分の長所として、「他人の良いところを見つける」のが得意と思い込んでいましたが、同じことを自分にもやっていた。つまり私の場合で言えば「嫌なところは見ない」ということでした。

「良いところも悪いところもまるごと受け入れる」ではなく、「いいところだけ」が認められる自分。

まるで、子どもがいい学校に合格しなければ落胆する親の様に。

そりゃー苦しいわけです。いいところしか認められないなんて。

 

今まで自分のことは、ダメなところも含めてそれほど嫌いではなかったんですが、きっと、無理やりそう思い込もうとしていただけなのかも。

 

正直、「なぜここで突き詰めきれない」のか自分でもわからなかったのですが、こういうことだったとは!

 

 

自分をまるっと見ることにしたら

それ以来、すっかり気持ちが楽になりました。

無職であることの焦りも、最新の情報を追いかけない不安もほとんど感じなくなりました。なるようになるさ。

 

その代わり、自分のこだわりポイントが急にはっきりしたりとか。 

fukulife.hatenablog.com

 便利なアプリとかフィンテックとかで、紙の家計簿は「終わっている」ツールですけれど、数字という動かせないものときっちり向き合うには、結構使えると思っています。

家計簿って言うと、「記録が続かない」「つけてもお金が増えるわけじゃない」とかまあ使いにくいものではあります。がそれも使いよう。

現在位置を確認するには、1か月も記録があればいい。もっと言うと、月末のお金の残高でいくら使ったかはわかります。

ただ、中長期で問題点を洗い出したり…って時は、ある程度期間が必要。

 

「手帳術orノート術」「ドリームマップ」「宝地図」etc...が未来の行き先なら、お金の現在地点を示すものが家計簿。

両方が揃ってはじめて、夢を叶えられるんじゃないかなと思ってます。