母の変化
クリスマスローズの花言葉は、「いたわり」なんだそうです。母の好きな花。でも、花言葉は知らないんだろうな。
最近、母が変わったな~と思うことが増えてきました。
要介護状態ではないのだから
入退院を繰り返している父ですが、寝たきりの状態ではありません。身の回りのことは、本人が億劫でなければできますが、最近は億劫がることが増えて来たみたいです。
また、体力が落ちるにつれて以前より頑固になったり、怒りっぽくなったり。やはり高齢で体力も落ちて来た母にしてみれば、「振り回されている」状態。その振り回されている状態を、むしろ自ら抱え込んでいるような感じもしました。
こうなるかなり前から、地域包括支援センター(介護認定の受付や、介護する家族をサポートする機関)に相談だけでもしてみるように勧めていたのですが、
- まだ介護状態じゃないんだから、相談してもムダよ
- お父さんがデイケアに通いたがると思う?
とあまり乗り気ではなさそうでした。私がいくら「家族の負担を減らす役割もあるから」と言ってもダメ。
退院予定日が前倒し。それもいきなり
また、父が退院するときには、決まって父が「早く家に帰りたい」一心で予定を繰り上げてしまうため、帰宅の準備や自分のスケジュールの組み直しで母はその都度振り回されていました。
高齢の患者は、治療が一区切りつくと帰りたがる人が多いらしく、よほど差し支えが無い限り、病院側も「では残りの治療は通院で」と退院手続きをするようです。
今回も、父が予定より早く退院すると言ってきたために、母も限界だったのでしょう。ここから、母は今までと違う行動に出ました。
今までできなかったこと
まず病院に父の退院予定を確認したそうです。すると、退院日に変更はないとのこと。
今までは父本人に病院側に確認するように言って、清算手続きができるようになったら家に連絡することにしていたようです。
次に看護師さんに頼んで、父に「退院日は予定通り」と説明してもらったのです。頑固になった父は、家族である母の言うことは聞かず、自分の意志を曲げませんが、医師や看護師さんの言うことは素直に聞きます。
今まで私がいくら、「お母さんの負担が大きいし、退院を伸ばしてもらうわけでもないんだから、予定通りの日程で退院するように病院に相談してみれば?」といっても、こちらも聞き入れなかったのに(笑)。
地域包括支援センターにも連絡を入れたそうです。ご近所の方に勧められたからとか。今までも、知り合いに元ケアマネの方がいて、散々相談を勧められていたそうなのですが、やっとのことです。
時期のシンクロ?はただの偶然?
私から見たら母が急に変わったとしか思えないことなのですが、不思議なことに、私がダメな自分を認めるようになった直後のことです。
母は父のことを「ええかっこしい」と言います。傍で見ている人には丸わかりで、本人は気がついていません。私も同じです。父を笑えません。あーあ。