空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

病気で退職する家族のために、家族ができそうなこと・2

 続きです。

fukulife.hatenablog.com

 

退職時に注意したいこと

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さて退職にあたって、社員証などとともにそれまで使っていた健康保険証を返却しなければならないのですが、傷病手当金の手続きのために必要なことがあります。

それは、保険証を返す前にコピーを取っておくこと(裏表とも)

退職後、それまでとは別の健康保険に加入する場合、傷病手当金は在職中に加入していた健康保険組合から給付されます。請求のための書類に記載する記号・番号が必要だからです。

 

もう一つは、退職日当日の挨拶は避ける

ということ。退職後の傷病手当金の支給要件の一つに、「退職日まで引き続き医師により労務不能と認められて休んでいる」があります。ちなみにウチの子が加入していた健康保険組合でははっきりと 退職日にたとえ半日でも勤務した場合は対象になりません とHPに明記されています。

私物の引き上げや挨拶は、退職前の最後の出勤日に済ませておくようアドバイスを。

やむなく急遽退職となった場合には、事前に会社と相談して、後日家族が荷物を引き取るなど段取りしておきましょう。

 

病気の治療はいつ終わるのかわかりません。早く回復することもありますが、予想外に長引くこともあります。1年6か月が上限とはいえ、収入(標準報酬日額)の3分の2が支給されるだけでも、経済的な不安はかなり軽くなります。

 

「もうこれ以上ここでは働けない」と思っている治療中の本人にとって、このような細かい点まで気を配るのは大変なことです。周囲の動ける家族がちょっと気を付ければカバーできることなので、まとめてみました。

 

退職後の手続きもあるのですが、長くなるのでづづく。