結婚後初、「収入ナシ期間」がやって来る!
ウチの夫は絶賛療養中。
10月前半までは有給などがあったため、10月分のお給料は通常の約半分でした。これで、11月分の生活費はまかなえるとして。
11月支給のお給料が無いので、12月分の生活費が入ってきません。おお~
結婚して以来二十ウン年、毎月欠かさずお給料を入れてくれた夫。収入が途切れるのは今回が初めてです。
これまで長い間頑張ってくれたので、しばらくは貯えでしのげます。ありがたや。
傷病手当金はすぐには入ってこない
10月分の診療が終わったので、病院に傷病手当金申請のための書類を頼んできました。約1週間かかるので、受け取ったらそれを会社に送って記入してもらい、健康保険組合に提出して審査を受けます。
ということで、審査が通るとしても、10月分の支給は12月後半ごろになりそう。会社での書類作成の進み具合や締日の関係で、もっと遅くなるかもしれません。
お歳暮の手配は終わったし、喪中でお正月の準備はナシ。今の所大きな支出の予定もありません。
↓こんなふうに、生活費の見当もついているし。
一気に13,000円の支出減でも負担感ゼロ。我が家史上最もミニマムな家計になってます。
今年も残り2か月。穏やかに過ごせるといいな。
【相続】こちらの手続きが完了
前回の記事。
↑上記の記事で触れていた手続きが終わりました。
相続放棄
今回、夫が行ったのは相続放棄の手続き。義父が亡くなったのち、あるいは相続が始まったことを知ってから3か月以内にしなければなりません。
必要な書類をそろえて、家庭裁判所にこの手続きをすることを「相続放棄の申述をする」といいます。
相続放棄とは、亡くなった方の権利と義務をすべて放棄すること。一般には負債を放棄したい時に取る手続きですが、プラスの財産があっても引き継ぐことはできません。
それとは逆に、権利も義務もすべて引き継ぐ単純承認。一般的なケース。
プラスの財産の範囲で負債も引き継ぐというのもあって、こちらは限定承認といいます。
戸籍謄本などの証明関係の書類とともに提出するのがこちら。
相続放棄申述書の記入例(20歳以上)
http://www.courts.go.jp/vcms_lf/2019_souzokuhouki_rei20h.pdf
複雑な書類かと思ったら、案外あっさりした書式でした。必要に応じて、追加の書類の提出が求められることもあるようです。
今回の趣旨は「放棄の理由」のうち、4.遺産を分散させたくない を選択。
主な遺産が家と預貯金(どれくらいあるかは不明)なので、義母の生活の基盤を確保するためです。
通常は、
書類の提出 ⇒ 家裁から照会書が送られてくる ⇒ 記入して返送 ⇒受理
となるようですが、今回は照会書なしで受理となりました。
金曜日に書類を送って、結果が郵送されてきたのが次の週末なので、約1週間で手続きが終わったことになります。
もちろん、負債がある場合など内容によってはもっと時間がかかるのでしょう。
申述が認められらたので、これで夫は「最初から相続人ではなかった」ということになります。
不動産の共有名義は避けたかった
実は、義父母の意向としては、義母と夫と義弟で名義をそれぞれに持ちかったようなのです。
うーん。それってどうなんだろ?
家は1件のみ。孫の世代になったら、孫の数だけ名義人が増える?
そんなことになったら、売却するにしろ、何かの形で活用するにしろ、関係者間で協議が必要です。ハンコをもらう手間だけで、いったいどれだけかかることやら。
今後、状況によっては義母の生活資金や介護費用も必要になる可能性もあるわけで、不動産の名義はなるべくシンプルにしておこうというのが夫の考え。
だけど、義父母ともにそれは受け入れ難かった模様。
今後の手続きには原則関わらずに済みそう
というわけで、今後の名義変更関係で実印だの印鑑証明だのを求められることは無さそうです。
今回の場合は、世間では親族間で血みどろの相続争いにもなりうるケース。家を売って、現金を法定相続通りに分けて、でも母親の住むところが無いとか。。。
あるいは夫が遺留分侵害の申し立てをするとか。。。
そういったことをする気は夫にはなかったけれど、そんな可能性もあったとは、義母は夢にも思っていないでしょう。
お互いにトラブルが無さそうで何よりです。
【相続】時間がある時はせめて方針だけでも決めておいて欲しい
義父が亡くなって2か月ちょっと。
亡くなる数日前まで意識もしっかりしていたにもかかわらず、後のことは何一つ言い遺さずじまいでした。
夫の意思は20年以上前から変わらず
夫の実家の相続については、嫁の立場であるワタクシは部外者。ですが、傍から見ていても、四十九日を過ぎても、義母、義弟、夫の間で話し合いは行われませんでした。
相続するものが無いなら無いでいいのです。でもそれならそれで遺された義母の生活をどうするかの話し合いが必要です。
四十九日に、夫が自分の意思表示(義母や義弟に配慮した内容)をしても、一旦納得したはずの義母の意向が二転三転。
「家といくらかの貯蓄がある」というくらいは伝わってきましたが、その詳細については夫はまだ聞かされていません。
やむを得ずの手続き
相続に関する手続きは、期限の決まったものがあります。なのに、方針どころか話し合いすら持たれない。話し合いをして合意の文書ができれば、すぐにでも義母の希望する家の名義変更だってできるのです。
「この手続きはできればしたくなかったんだけど」
親族間に感情的なしこりを残さないために、夫は随分悩んでいたようですが、期限に間に合わせるために、とある手続きを取りました。
すみません、何のことかさっぱりわからないですよね。
手続きがすべて完了したら、また別の記事になるかもしれませんが、今の所はこれが精いっぱい。
ただ手続きの過程で、知らされていなかった事実もわかってきたり(義母側はおそらく夫が気付いていないと思っていそう)、夫婦でげんなりしています。
実家の場合は
父が亡くなる約1年前の正月の席。兄弟が集められ、大まかな方針が伝えられました。その時にはまだ詳細はわからず、一部の口座残高などは父が亡くなる寸前にわかったくらいバタバタしていました。
それでも、遺った母の生活と家の修理代くらいはなんとかなったので、兄弟が争うということはありませんでした。
父や母に、相続に関する詳しい知識があったわけではありません。
それでも大まかな方針さえ決まっていれば、遺された家族の気持ちは随分ラクです。
寂しい気持ち
四十九日を過ぎても、家に飾るための義父の写真すらもらえていないってどうなんだろうね?
と言う話を夫婦ですることがあります。
自宅のリビングには、遺影をハガキの大きさに焼き増しした私の父の写真が置いてあります。
義父の写真もあったら夫も喜ぶのに。
使わないものを整理し、使うものを買う
少しずつ使わなくなったものの見直しをしています。最近実行したのは、こんなこと。
- 個人の銀行口座を一つ減らす
- 2枚あるSuicaを1枚減らす
- 薄手のダウンジャケットを買い替える
個人の銀行口座を一つ減らす
自分名義の銀行口座。リアル店舗が2口座、ネット口座が2口座。
ネット口座のうち1つはクレジットカード決済のみに使っているので、これを解約することにしました。
早速カード決済口座を変更。
変更後の口座での引き落としが確認できたら、変更前の口座は解約です。
2枚あるSuicaを1枚減らす
チャージ金額の残額から220円の手数料が引かれ、預り金500円を加えて払い戻されます。
残額が220円以下の場合は、預り金のみ返金。
チャージ残高がゼロだったので、500円が返金されました。
記名式Suicaの場合、みどりの窓口で氏名、生年月日などを用紙に記入し、身分証明証を提示します。
薄手のダウンジャケットを買い替える
今まで使っていたユニクロのウルトラライトダウンジャケット。くるっと丸めて付属の袋に入れると小さくまとまるので、肌寒い日や旅行先で大活躍。5,6年は使ったかな。
ほころびは無いものの、襟元のシミが落ちなくなったのもあり、今年は買い替えることにしました。
今、店舗のみで使えるダウン製品のリサイクルで1,000円の商品券と交換。早速新しいものを購入しました。
配布は2019年20月31日まで。利用期間は2020年3月31日まで。
対象商品かどうかの確認があるので、商品の購入とは別に(事前に)商品券を発行してもらいます。
必要な物だけが手元に残ってスッキリ
預り金の返金、リサイクルの商品券、ユニクロアプリの500円クーポンで、なんやかんやで2,000円分にもなりました。
約9,000円の買い物だったのですが、約7,000円でできたことになります。
まだネット口座の解約が残っていますが、役目を終えたものはどんどん整理していこうと思います。
台風の時、離れて住む母に必要なサポート
記録的な強さの台風19号が通過しました。避難の続く方、被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
いろいろ準備もしましたが、ありがたいことに停電も断水もなく、なんとか無事にやり過ごすことができました。
今回、離れて(と言っても約4㎞程度の近居)の実母(80歳代)に対して、台風の時にやっておくことをまとめておこうと思います。
近居ではありますが、災害時に一緒にいないという意味では遠距離にいるのと同じ。何かの参考になればいいかなあ。
避難を渋る母
実家で一人住まいをしている母は、神経質なこともあって自宅を離れたがりません。今回も移動ギリギリの12日午前中に電話で「ウチに来ない?」と言っても気の進まない様子。
無理強いしても後で文句を言うだけなので、自宅で過ごしてもらうことにしました。
実家周辺のハザードマップはチェック済み。周辺よりいくらか高い所なので、道路が冠水しても床下浸水までは無さそうな所です。100%の断言はもちろんできませんが。
「テレビで災害情報を見ながら、のんびり過ごしてもらえばいいかな」という考えでいたのですが、甘かったです。
詳細な情報がわからない!
暴風雨がピークに達する頃に出た避難勧告に「ねえ、避難したほうがいいの?」とうろたえて電話してきたのには頭を抱えました。だから、「ウチに来れば?」って言ったのに!
ケータイの災害メールや、国土交通省の警報メールが何度も鳴り響き、すっかり混乱してしまったようです。周辺地域の警報も届くのですが、回数が多いため緊急度が高くなっているように感じられるようでした。
「もう家から出て移動する方が危険だから、2階に移動して今夜はそこで寝ること!避難勧告=避難所に行くことじゃないからね!」
「ケータイはうるさかったら電源切っちゃっていいから。その代わりテレビでニュースを見てて」
幾分強い調子で家にとどまるように念押しすると同時に、本当に避難対象になっているかを調べたら、その時には実家付近はなんと避難対象外。
〇〇川付近という表現では該当するかどうかわかりにくいのです。
詳細な情報をメールで伝えると、少し落ち着いたようでした。
我が家の対策はこうすることにしました①
タブレットでは主にLINEとネットラジオを使っていて、ネットで検索はできません。
今回、自分でも初めて使ってみて、扱いやすかったNHKニュース・災害アプリをタブレットにインストールすることにします。
このアプリの便利なところは、エリアを3か所まで登録でき、エリアごとの災害に関する自治体発信の情報、ニュース、災害に関する情報(台風なら予想進路や河川の危険度、天気や雨雲、気温の情報etc)がすぐ呼び出せることです。
これなら母も私に頼らず、ある程度求める情報にアクセス出来そうです。
我が家の対策はこうすることにしました②
今回の台風は、風の強さも並の規模ではなかったので、
「2階にいると地震みたいに家が揺れた」「まるで鉄の塊が家にぶつかっているように大きな音がした」
と、大変怖い思いもしたようです。そこで、
「一晩だけウチにいればやり過ごせるから、今度から来れば?車で迎えに行くから」というと、すっかりその気になったようです。
実家とは近いエリアですが、ウチは実家より高い地区にあるマンションのため、浸水の心配もなく、暴風雨の音も比較的気になりません。高齢者の母にもわかりやすく安全というわけ。
既存の警報で困ったこと
今回の台風では、一斉に来る通知としては、
の二つがありました。アラーム音が大きく、割と長く鳴っています。
ケータイやスマホに表示された後は消えてしまうと、そのままでは過去記事を呼び出すことはできません。
手に取った拍子にうっかり OK をクリックしてしまうと、内容を読まないうちに記事が消えてしまいます。
母の住んでいる市では、市の防災情報twitterアカウントをフォローする、
私の住んでいる市では、市のHPのアクセスマップから防災のページへ飛び、エリアメールの履歴ページをクリックする、
そうやってようやく内容を確認できるのです。
twitterを使わない母に、電話で説明して即過去記事にたどり着くのは無理です。
また、このような警報は周辺エリアに対するものも配信されます。
内容をしっかり把握しないうちに、けたたましくアラームが鳴り続けたら、焦る気持ちだけが大きくなります。
警報の出し方にも、市によってばらつきがあります。
私が住んでいる市では、どの川が危険なのかと共に、具体的な町名が○丁目まで記載されていてわかりやすかったです。
母の住んでいる市では、具体的な町名までは警報ではわかりにくく、○○地区などと表記。
地図上の表記とは一致せず、特に市外に住んでいる者にはわかりにくかったです。
上記のNHKニュース・防災アプリでは、すでに出された情報はもちろん、避難対象も町名単位で確認することができ、必要な情報をメールで母に伝えることが出来ました。
これまでの台風では、身近に危険を感じる経験がなかったのと、警報の対象にもならなかったので気が付きませんでしたが、
いざ避難を考える時に、状況を把握出来ないのはマズいなと思いました。
「離れている親がいる場合、情報を把握するにもひと工夫必要だった!」
というお話でした。
台風19号に備える
かなりの被害が見込まれると言われている、今回の台風19号。
10月8日時点で、強さー猛烈、気圧ー915hPa、風速55m/s、瞬間風速75m/sの予報が出ていました。
ピンとこないまま、早めに準備を始める
恥ずかしいのですが、ウチでは防災の備えはあまり十分ではありませんでした。家族が4人から夫婦2人になったこともあり、危機感が薄かったんです。
<準備開始前にウチにあったもの・食料品>
- 長期保存水 2ℓ×6本 2ケース
- アルファ米 100g 12食
- パックご飯 3食
- 乾燥パスタ 2㎏
- レトルトパスタソース 2人分×3
- 無洗米 15㎏
- サバ缶 3
- ツナ缶・小 4
災害用にあったのは、水とアルファ米だけ。あとはなんとなくウチにあったもの。わー
<準備開始前にウチにあったもの・日用品>
- キャンプ用ランタン(電池式、ソーラー充電式) 各1
- 懐中電灯 1
- ヘッドランプ 1
- モバイルバッテリー 1
- ウエットティッシュ 1
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
- カセットコンロ用ガスボンベ 6本
- ティッシュペーパー 5箱×9
- トイレットペーパー 18ロール×2
- 災害用トイレセット 10回分くらい?
上半分は、キャンプが趣味の夫のもの。コンパクトな物ばかりで、かさ張りません。キャンプ用品は、「防災用品として使えるから」といろいろ買っていたようですが、いよいよ家でも役立ちそう。
下半分のうち、紙類はふるさと納税の返礼品。かさ張って場所取りなのがネックですが、買い忘れを心配する回数は大幅に減ります。
で、9日。気象庁の緊急会見がありました。どうも尋常ではないらしい。
「雨が降らないうちに買い物をしておこう」と言うことで、在宅療養中の夫が散歩がてら買い物に行ってくれました。
<買い足したもの>
- 養生テープ 3巻
- 単三乾電池 12本入りパック
- 野菜
- パスタソース 2パック
野菜は、 「台風直前や通過後では売り切れや輸送の関係で買えないかもしれない」ということで。
そのまま食べられるトマトや、湯がいておけば何にでも使える葉物野菜を買いました。
準備したこと
- ベランダの物干し竿、折り畳み自転車、箒やデッキブラシ、サンダルなど、出してあるものは家の中へ。
- 竿を掛けてある物干し金具も畳んでおく。
- 浴槽を洗って水を溜める。
- ガラス窓に養生テープを貼る。
- 換気用スリーブを閉じておく。
- 葉物野菜を湯がいて切り、ジッパー付きポリ袋に入れる。
真夏ではないのがありがたいところ。ただ、いつ停電になるかわからないので、あまり冷蔵庫にも頼れません。
小松菜などの湯がいたものは、カップラーメンやインスタントの汁物に入れれば手軽に緑黄色野菜が食べられるので用意しました。
料理ができるうちなら、炒め物などに足すこともできるし。
カセットコンロで加熱(殺菌)できそうな汁物を1品作っておこうかな。作りすぎはだめだけど、インスタント食品がほとんどないので。
大きな被害が出ませんように・・・
「働くと損?」年金世代の母が遺族年金を誤解していた件
一昨年実家の父が亡くなったので、母は遺族厚生年金の受給者です。
亡くなる前、父が家族にあれこれ手続きを指示しだした頃あたりだったと思うんですが、遺族年金の概算を出したら、母がものすごく安心したようでした。
(年齢によって細かい規定があるので、あくまで概算です)
その後、正式に年金事務所で手続きをして金額が確定した時、結構近い数字だったらしく、ワタクシの株もちょっと上がったようです。
働いた分が減らされるなら、働くと損なの?
両親のケースだと、会社員だった父母ともに厚生年金。ただ、母の場合は専業主婦の期間のあとの就職だったので、期間は20年くらいだと思います。
3号被保険者制度がスタートした時(昭和61年4月 1986年)にはもう会社員だったのですが、それまでは保険料を払って任意加入していたと聞いています。
年金機構のHPにちょうどいい図があったので見てみます。
母の場合もちょうどこれで、自分の年金に父の遺族厚生年金が丸々足されるわけではなくて、母の老齢厚生年金の分だけ遺族年金から引かれてしまいます。
「自分が働いた分の厚生年金が引かれる」なら、働かずに専業主婦だった人の方がトクなんじゃないの?
と母は言うわけです。気持ちはわかるんだけど、制度でそう決まっているのでここは変えられないんだよ~
母の誤解
さて、ここで注目したいのが、妻自身の老齢基礎年金。
昭和34年(1959年)制定の国民年金法では、仕事を持たない主婦や学生は任意加入でした。つまり、保険料を払っても払わなくても良かったんです。
現在50代半ばのワタクシや夫も、学生時代は加入していませんでした(学生の強制加入は平成3年(1991年)4月から)。
母親世代の主婦たちも、果たしてどれだけの人が加入していたでしょうか?
母は途中から会社員になり厚生年金に加入したので、その部分は年金加入期間にカウントされます。つまり、基礎年金部分も確保されます。
ではそれ以前は?
母の場合で言うと、↑上記のように任意で保険料を払っていたので、満額ではないにしろ、満額に近い額の基礎年金があると思われます。
10月6日追記:
電話では詳細がわからず、実家へ行ったときに明細を見せてもらいました。
母の老齢基礎年金には振替加算額というものが加算されていて、それを合わせてやっと満額近くになったようです。
母の場合も、だいぶ未加入期間がありました。
全期間任意加入出来た人って、どれくらいいたんでしょうね?(追記ここまで)
母と同じ年齢の人が、任意加入期間に保険料を支払わず、その後は3号期間のみだとすると、保険料を納めたとみなされる期間は全体(加入期間40年)の3割ほどになります。
令和元年度の老齢基礎年金は満額で 780,100円
その3割だと 234,030円
もういちどさっきの図です。
働いていた人も、ずっと専業主婦だった人も、右側の遺族厚生年金部分は同じ(金額は夫の厚生年金の額によって異なる)。たしかに、自分の厚生年金部分に相当する分停止(引かれる)のは損した気分です。
ただ、
基礎年金部分で50万円以上の差が出ます。
ここが満額なのは、全体の7割にあたる期間中ずっと保険料を払い続けた人。
母はここを、「基礎年金部分は”基礎”って言うくらいだから、誰もが同じ金額をもらえるものなんじゃないの?」
と思い込んでいたそうです。それじゃー任意加入していた人が怒りますって!
妻の基礎年金部分は盲点
夫婦ともに65歳になって、夫婦で満額の年金を受け取るようになると、不足はあるかもしれませんが、終身で生活費に充てることができます。
問題なのは、夫に先立たれて妻が残されたとき。
会社員は「年金3階建て」と言われて恵まれてはいるのですが、全部が遺族年金の対象になるわけではありません。
企業年金は、大概本人が亡くなれば支給はおしまい。
定年まで勤めあげて40年間に近い加入期間のある、夫の基礎年金部分も支給されなくなります。
妻の基礎年金部分はなるべく充実させておきたいところですが、夫の年金収入が多いほど意識しにくいのかもしれません。
年金受給前なら、加入期間が40年に満たない時、60歳以降の任意加入も可能です。私も学生時代の分の期間が足りないので、加入を考えています。