【相続】時間がある時はせめて方針だけでも決めておいて欲しい
義父が亡くなって2か月ちょっと。
亡くなる数日前まで意識もしっかりしていたにもかかわらず、後のことは何一つ言い遺さずじまいでした。
夫の意思は20年以上前から変わらず
夫の実家の相続については、嫁の立場であるワタクシは部外者。ですが、傍から見ていても、四十九日を過ぎても、義母、義弟、夫の間で話し合いは行われませんでした。
相続するものが無いなら無いでいいのです。でもそれならそれで遺された義母の生活をどうするかの話し合いが必要です。
四十九日に、夫が自分の意思表示(義母や義弟に配慮した内容)をしても、一旦納得したはずの義母の意向が二転三転。
「家といくらかの貯蓄がある」というくらいは伝わってきましたが、その詳細については夫はまだ聞かされていません。
やむを得ずの手続き
相続に関する手続きは、期限の決まったものがあります。なのに、方針どころか話し合いすら持たれない。話し合いをして合意の文書ができれば、すぐにでも義母の希望する家の名義変更だってできるのです。
「この手続きはできればしたくなかったんだけど」
親族間に感情的なしこりを残さないために、夫は随分悩んでいたようですが、期限に間に合わせるために、とある手続きを取りました。
すみません、何のことかさっぱりわからないですよね。
手続きがすべて完了したら、また別の記事になるかもしれませんが、今の所はこれが精いっぱい。
ただ手続きの過程で、知らされていなかった事実もわかってきたり(義母側はおそらく夫が気付いていないと思っていそう)、夫婦でげんなりしています。
実家の場合は
父が亡くなる約1年前の正月の席。兄弟が集められ、大まかな方針が伝えられました。その時にはまだ詳細はわからず、一部の口座残高などは父が亡くなる寸前にわかったくらいバタバタしていました。
それでも、遺った母の生活と家の修理代くらいはなんとかなったので、兄弟が争うということはありませんでした。
父や母に、相続に関する詳しい知識があったわけではありません。
それでも大まかな方針さえ決まっていれば、遺された家族の気持ちは随分ラクです。
寂しい気持ち
四十九日を過ぎても、家に飾るための義父の写真すらもらえていないってどうなんだろうね?
と言う話を夫婦ですることがあります。
自宅のリビングには、遺影をハガキの大きさに焼き増しした私の父の写真が置いてあります。
義父の写真もあったら夫も喜ぶのに。