ようやく落ち着いた、かな?たくさんの手続きあれこれ。
こんなツィートを見つけました。
ご紹介。弁護士の菊元先生がこれまでのご経験と、ご自身の喪主経験を元にして作成された、相続のチェックリストです。実践的です。/
— shoya (@sho_ya) 2018年1月2日
推定(代表)相続人チェックリスト2017.12 https://t.co/I0mL5pkOO9
書店には、こういうテーマの本がたくさん出ているので、必要に応じて1冊買っておくのが良さそう。今回は我が家でやっておいたことを書いておこうと思います。
【生前に済ませておいたこと】
□ 葬儀業者を決め、見積もりを取る。
葬儀の10か月くらい前、母からの依頼で業者さんを決める。この時は、ご近所の会葬あり/なしの2パターンで見積もりを取った。
弟(長男)がいろいろ調べ、市民葬(地元の葬祭業者のみ行える)とその他の業者に依頼する家族葬では、自治体の斎場を利用するならほぼ同じ費用であることがわかり、応対の良かった業者さんに事前登録。
□ クレジットカードの解約
約1年前くらいから、父本人により解約。カード払いの会費などは無かったので、外出しなくなって利用がほとんどなくなったため。ついでに母のカードもよく使うものだけ残して整理。
□ 預貯金等、生命保険契約、火災保険契約についての確認
父本人の指示で、預貯金口座の整理(母&長男)、株式の売却(長男)、保険契約の確認(次男)を行う。
夫婦契約になっている医療保険や、火災保険の見直しが必要なことが判明。実際の手続きは後日。
□ 借金は無いか、借金の保証人になっていないかの確認
これ、大事なんだけれど、なかなか聞けなかったです。保険の見直しを頼まれたときに、それとなく口頭で確認はしたのですが…
□ 死亡に伴う葬儀代や、入院費用、介護サービス利用料などの費用を確保(口座凍結で引き出せないのを避けるため)。
葬儀費用は、施主である長男が一旦カード払いで建て替えた後、精算。
□ 葬儀業者へ事前の相談
搬送を依頼する連絡をどうするかなどの確認など。1か月くらい前?
□ 携帯電話の解約
本人が放置して興味の無いことを確認してから解約
【亡くなったとき】
□ 病院で亡くなったため、葬儀業者さんに連絡し搬送を依頼。後は流れで、自宅で迎える準備、通夜式・葬儀会場の予約、葬儀に関する流れの打ち合わせ。
病院で発行された死亡診断書&死亡届の市役所への提出は翌日業者さんが行った。その後の手続きにも必要になるため、死亡届のコピーはなるべく早くもらえるよう依頼。
□ ケアマネさん、訪問看護ステーション、老健の相談員さんに連絡。
□ 檀家ではないので、導師様は葬儀業者さんに紹介してもらう
□ 業者さんによる訃報作成。FAXで送られてくるので、家族の勤務先への連絡など。
□ 翌日、葬儀についての詳細な打ち合わせ
□ 僧侶へのお布施など、現金の用意
□ 葬儀関係の領収証を集めるジッパー付きの袋を用意
【亡くなってから四十九日まで】
□ 自治会への届け出(回覧される) ←今回は家族葬だったので、葬儀後
□ 生命保険と年金手続きに必要な提出書類の確認
どんな書類が全部で何通必要かまとめておく。戸籍謄本の除票などは取得可能になるまで(除籍が反映されるまで)数日かかるため、取りに行く直前にも取れるかどうか、支所でも取れるかなど市役所本庁へ確認。
□ 保険会社に手続きに必要な書類を送ってもらう
□ 保険請求に必要な書類作成を病院に依頼
□ 病院の請求を待って、入院費用の精算
□ 葬儀後、位牌作成の手配、四十九日の日程をお寺さんと相談
□ 保険会社への請求
□ 社会保険事務所へ面談日時の予約&遺族年金の手続き
□ 健康保険(後期高齢者医療保険)へ葬祭費の申請
□ 香典返しの手配
□ 公共料金などの名義変更・振替口座変更手続き
□ 葬儀関係の出納を記録
今現在、だいたいこのあたりです。父名義の資産は自宅と預貯金で、相続税の基礎控除額を下回るので、相続税の申告はナシ。ほぼ母の生活や将来の介護に充てることになるので、子どもが相続することは今のところ考えていません。
3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
名義変更の手続きは、ぼちぼちやる予定です。
四十九日が終わったら、準確定申告をします。昨年3月までアルバイト収入があったので、そちらの源泉徴収票を送ってもらうよう、母に伝えておきました。
年明け早々、母が社会保険事務所に遺族年金の手続きに行きましたが、書類が全部そろっていたため、1時間足らずで終わったそうです。
父は企業年金が無かったので、年金関係の手続きはそれで終わり。今後の生活のめども立ったので、母はホッとしたようでした。
それぞれの年齢や職歴で年金額は変わってきますが、事前に「たぶん全部でこれくらいになると思うよ」と概算した額とほぼ同じくらいだったので、私もちょっとは役に立てたみたい。
あと、慣れていないので面倒なのですが、「高額医療・高額介護合算療養費制度」に該当するかどうかの確認はこれからやります。
今度の準確定申告では、医療費控除なしで良さそうなので、明細を作らない分ラク。医療費はそれなりにかかっているのですが、医療費控除が無くても所得税は還付されそう。
で、浮いた労力を↑の制度の確認に使います。
こうやって書き出してみると、相続でトラブってなくても手続き関係が多い!実はここにない名義変更や契約変更もあったりします。
これでも割とスムーズに行った方だと思うので、ポイントまとめ。
- 葬儀をどんな形式で行うか、早めに決めておく
- 亡くなったときのために、まとまった金額を使えるようにしておく
- 手続き関係は、必要な書類などあらかじめ電話で確認してから出かける
- 子どもで手伝えるところは、分担する
- 生前にできることは、なるべく前倒しで(クレジットカードの解約など)