若者の2万円、その親の2万円は違うことと、私の勘違い。
こんな記事を見つけました。
親の将来の老後資金より、若者の将来に投資しよう!とのことですが、ここで思い当たることがありました。
私の両親、特に母は、私が勤めだした頃など、初任給をもらった時や、母の日やそのほかの機会に、私からのプレゼントを受け取ろうとはしませんでした。当時、母はフルタイムで働いていたのもあるのでしょうが、
「何か欲しいものはない?」
「いいから、お金は取っておきなさい。何かの時に自分で使えるお金は大事よ」
せっかく何か贈ろうと思ったのに…
私のプレゼント下手って、この所為かも… ← 大きな勘違い。人の所為にしている。
忙しすぎて使えなかったこともあり、私は自分のお金を貯めて、その後マイホーム購入の頭金として役立てることができました。
自己投資という言葉はありませんでしたが、母は、「親のために使うくらいなら、子ども自身の貯金とか、何かの経験に使え!」と言ってくれていたのだと思います。
2万円分のお金は、誰が使ってもそう変わりません。が、得られたものの持つ意味は若者とその親では大きく違います。それは、人生に残された時間の長さ、将来性の持つ重みなのでしょう。
中途半端に親からお金を与えられて、怠惰に育つ子のケースもあるので難しいのですが、生かすべきタイミングで、ちゃんと生かすことができればお金の持つ価値はいかようにも広がる。
親の老後を子どもへのプレッシャーにしないよう、持っているお金を有効に使うよう伝えることが金銭教育の目指すところなのかな
と思った記事でした。