空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

老後資金がどうなっているか確認してみた

ライフプランは立てているけれど

今まで、マイホーム購入とか子どもの学費とか大きな買い物や旅行などのイベントを書き出して、収支を出して、貯蓄額の推移とかを出すーということは定期的にやってきました。

ライフプランニングというヤツです。

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↓ ざっくり言うと、こんな感じです。

ページの下の方に、キャッシュフロー表の見本とダウンロード用ボタンがあります。

所属団体なので、一応紹介。

www.jafp.or.jp

上記の表は簡易版なので変動率(運用利率とか物価上昇率)は省かれています。

家計診断用に作られる表でも、貯蓄に関しては貯蓄性資金と運用性資金を分け、それぞれ変動率をざっくり入れるくらいで、運用面を詳しくチェックするには向きません。そこまで入れると表が煩雑になり、長期の家計の傾向をつかみにくいので。

 

わが家は投資初心者

今までは貯蓄メインで、積極的にリスクを取った運用はしていません。確定拠出年金リーマンショック後に始めたためいくらか運用益があり、2014年開始のNISAも毎月定額購入できる日本株ファンドを恐る恐る買っている程度。

他に米ドルと米個別株が少し。

私(妻)はこづかいの範囲で個別株を少し と言ったところです。

 

投資のチェックには別のシートを作ったほうがいいよなあ~と思いつつも、自宅用には

  • 年に数回残高を(紙で)記録する
  • 残高の推移を確認する

くらいしかやっていませんでした。ライフプラン上の貯蓄残高はクリアしていたので、安心していたってこともあります。

 

そんな時にこちらの記事を見つけ、早速使ってみることに。

www.saki-imamura.com

過去5年分の預金等の残高は記録してあるので、さっそく入力。

銀行・証券口座の追加とか、確定拠出年金の数字もあったので行数がかなり増えました。

その代わりと言ってはなんですが、もう50代なので後が短い。退職後働くとしても、定年が60歳とすると、あと10年を切っています。計画自体も95歳までとしました。今後約40年分の表ということになります。

 

1日目は数字を一通り入れるところまでで終了。びっしり埋まったシートを見ると結構圧迫感がありますねー

 

 

 

 

数日後、ウチの状況に合わせて手を入れてみました。

運用と言っても、NISA口座や確定拠出年金は毎月定額で追加があるため、成長率よりは積立額を反映させてみました。これらの口座は運用益もあるのですが、積み増しの効果が上回ってしかも短期であるためです。

 

最後に、全体に占める運用性資金の割合を出しました。グラフでもわかるようにはなっているのですが、数字で見たかったため。

 

表を作ってみてわかったこと

1.定年までは、資金全体で見ると年約5%で増加が見込まれること

口座ごとの運用は、ここ2,3年の資金移動が大きく把握しきれないのですが、資金全体で傾向が掴めたのはよかったです。今までは年間の増加額で見ていたので。

 

2.資金の棚卸をすることで、手続の確認ができた

夫転職時の退職金は確定拠出年金に組み込まれたのですが、組み込み後の商品選定がまだ終わっていないことがわかりました(デフォルトの元本保証商品のまま)。これは時期を見て先進国株式のインデックスファンドに移行予定。

あと、退職時の受け取り方法を考えておく必要が出てきたこと。全額を退職時に一括で受け取るよりは、一部を公的年金支給開始までに分割で受け取るのもありかも。こちらは定年間際に勤続年数などの数字が具体的になってから考えます。

 

3.現在運用資金は全体の約3割

これが多いか少ないかは要検証。運用には損失はつきものだし、それに耐えられるかなどの心理的な要素とか。まともに運用を考えられるのは何歳くらいまでだろうかとか。

 

4.年金制度が破たんすると95歳までは持たない可能性も

60歳以降の増加率をほとんどゼロにしている現状では、公的年金がゼロになるとさすがに場合によっては持たない可能性も出てきます。

とは言え、まるでゼロになる可能性は低いだろうし、働ける限りは働いて収入を得る予定だし、生活レベルも数パターン想定できるし、まだ準備する時間的な余裕はあるのかなという印象です。

節約の必要はあまり感じませんが、「お金がたくさんある」と思い込んで舞い上がって散財するのはちょっとどうかな?といったところです。

 

5.日本の個別株に興味が出てきた

私(妻)のお小遣い株は大きく損もしていない代わりに大きく増えてもいません。今のところ5%資金を減らしています。

これを、わずかでもお小遣いにできる配当があればということで、こちらを参考に勉強することにしました。

kobito-kabu.com

 

 

長期計画は、「そんなどうなっているかもわからない先のことを考えるなんて(ムダ)!」という人もいますが、ざっくりでも傾向が見えることで、改善のヒントが見えてきます。

やたらと不安を募らせて時間を過ごすより、最初は面倒だったり怖かったりするかもしれませんが、スッキリするので現状把握をするのはオススメです。

 

今までとは違った視点で老後資金を見るきっかけとなりました。今村さん、どうもありがとうございました!