風邪がうつった?でも撃退。
今週は留守番で実家に行く約束をしていたのですが。
ダンナが先週末あたりから、職場で風邪をもらってきやがりました。ぶーーーーー。
「今回の風邪はしつこいらしいよ」ゲホゲホ
で、自主的に内科を受診した後、週末は寝込んでいました。いつになく。
食欲はいつもどおりだったので、そのまま寝ていただきました。
って、冗談じゃないわー
実家で流行らせるわけにはいかないのよっ!
ああ、なんだか喉がヒリヒリしてきた。まずい。まずいでしょうこれは。
いつもの緑茶パワーも効かないのね…
というわけで、私はビタミンCのサプリメントを飲んで、いつもより1枚多く着て早めに寝ました。別室で!
ええ、すっきり治りましたとも!ああよかった。
これでひと安心したけれど、念のためにマスクもして行ってきます。
要介護と確定申告
確定申告って、公的年金等のみの収入で400万円以下の人は不要な制度があります。
https://www.nta.go.jp/takamatsu/kohyo/press/hodo/hodo_24/24kakusihin/pdf/nenkin.pdf
注:所得税の申告は不要でも、住民税の申告が必要な場合はあります。
納める税金があって、還付申告がある方は確定申告すると戻りがあります。非課税の方や、還付のない方は申告しなくてもOK.
で。
要介護状態になったときに関係しそうな、確定申告の控除を2つ見つけました。
- 障害者控除
- 医療費控除
1.障害者控除
障害者控除は、一般に障害者手帳を持っている方のみが該当するものと思われがちですが、介護認定を受けている人も対象となる場合があります。それは、市町村の「障害者控除対象者認定」を受けている人です。
精神又は身体に障害のある年齢が満65歳以上の人で、その障害の程度が(1)、(2)又は(4)に掲げる人に準ずるものとして市町村長等や福祉事務所長の認定を受けている人
このうち特別障害者に準ずるものとして市町村長等や福祉事務所長の認定を受けている人は特別障害者になります。国税庁HPより(障害者控除)
要介護認定を受けている人で、市町村で「障害者控除対象者認定」を受けている人は、
障害者控除額 :所得税27万円 住民税26万円
の所得控除が受けられます。細かい点は市町村によって違う可能性があるので、手続きや必要な書類など、詳しくはHPなどで確認してみてくださいね。
父が住んでいる自治体では、要介護1~3が障害者控除、要介護4,5と1~3で一定の状態に該当する場合が特別障害者控除が受けられるようです。
2.医療費控除
医療費控除は、年間に支払った医療費が所得の5%または10万円を超えたときに申告しますが、医療費のほかにも対象となるものがあります。それが寝たきり状態で使用する介護用のおむつ代。
おむつメーカーのHPがなかなか親切です。
おおむね6か月以上の寝たきりの場合で、
1年目 :① 使用者の氏名が明記されたおむつの領収書
② 医師が発行する「おむつ使用証明書」
2年目以降:① 使用者の氏名が明記されたおむつの領収書
② 医師が発行する「おむつ使用証明書」 または
「主治医意見書の写し」 または
主治医の意見書の内容を「市町村が確認した書類」
が必要だそうです。詳細は市町村や税務署にご確認くださいね。
介護保険の本人負担も、収入とか住民税の負担があるかどうかで変わってくるので、親御さんの確定申告が負担になっているようなら、「こういう制度もあるけど」とチラッと言ってみるのもいいかもしれません。
父の場合、28年にはまだアルバイト収入が少しあったので、今年の介護保険の負担率は2割なんだとか。来年の負担が少しは軽くなるといいな~と思っています。
実家に顔を出すだけ
満年齢で80歳を迎えた父の顔を見に、実家へ行ってきました。
傘寿の祝いは、数えでやるのかなあ。当日は訪問看護や何やかんやで落ち着かないだろうというのと、台風直撃で食材がないと困るから、買い物の手伝いのつもりで行ったら、
すでに母と弟でスーパーに出かけた後でした。ダメじゃん。
こたつでウトウトしていた父に声をかけて、二言三言話すと、また眠ってしまいます。帰宅した母に、先日頼まれた支払い関係の領収証を返却。
「この雨じゃ、(歩くには遠い)郵便局には行けないし、助かったわ」
私の自宅付近には、大抵の施設が揃っているので、そんなことはなんでもありません。買い置きが切れていた経口補水液も、やっとのことで配達されひと安心。来月のセールまでのつなぎにはなりそうです。
私が何をしたかといえば、主に母の話の聞き役。訪問看護師さんに言われたことを、ベッドに移ってテレビを見始めた父に聞こえないように、手元のメモに書いて寄越しました。
「寝ている時間が長くなってきた」
「これからだんだん食べられなくなるし、水もあまり飲まなくなる」
「寝たきりになるかもしれない」
そうだね。そうかもしれないね。
「寝たきり」ということは、常時オムツの着用を意味します。動けるうちは自分でトイレに行きたいもんね。
つい最近もトイレの失敗があったそうで、立ち上がるまでに相当の時間がかかる今では、父本人も間に合わないことが不安。立ってしまえば、室内は杖なしで歩けるのですが。
幸いなことに、今月初めの、長距離の旅行で用心のためオムツをしていたこともあり、すんなりと通常の肌着からパンツ型オムツへ替えたそうです。
まだ自分でトイレには行けるので、「用心のため」というところがポイント。またオムツも体にフィットして違和感がないそうで(母も試したらしい)意外と快適なんだそうです。
オムツそのものに拒否感や抵抗感は誰でもあると思いますが、ケアマネさんが旅行前に、「カメラマンや記者さんだと、若い人でもオムツを穿いて仕事をするんですよー」と話をされたとか。ナイスフォロー!
誕生日のプレゼントは、電動歯ブラシ。封を切っていないペットボトルの蓋を開けられないですし、手首を返す動作も難しそう。気に入るのか面倒がるかわかりませんが、あとは口に入れて電源ボタンを押すだけ。
「やってみてね」と置いてきました。
インフルエンザや肺炎の予防にもなるので、歯はキレイにしてほしいんだけどな。
たぶんこれからが本格的に人手が必要。風邪をひいたら実家に出入りすらできなくなるので、自分の体調管理にも気を付けます。
親に「手伝って」と言われることまとめ
最近、親に「手伝って」と言われたことを書いておきます。
介護の主力は今のところ母なんですが、何せ老々介護。母の状況も気になるので、なるべく顔を出すようにしています。というか、最近は緊急に呼び出されて行くこともあります。
何せ、こまごましたことが多いので、「そんなことで助かるの?」と思う必要はないみたい。とはいえ、家事にこだわりの強い親御さんもあると思うので、そこは親子間でうまく調整してね。
<買い物など>
- 食材・日用品の買い物
- おかずを作ったり、差し入れしたり。「動物性の脂は避けたい」など要望がある。
- 介護される人(ウチの場合は父)の季節ごとの衣類の買い物。パジャマ、ヒートテック肌着、スウェット上下、腹巻きなど。すぐ着られるよう、洗濯して届けるとより喜ばれる。
- 入院で必要なものの買い物。ペットボトルの水、お茶、経口補水液など重たいもの。
- 訪問介護ステーションに必要に応じて連絡(予定変更、報告事項など)
- 介護施設見学の付き添い
- ゴミ当番(カラスよけネットの片付け)
<病院関係>
- 入院前、薬の数の確認(薬剤師さんに報告するため)
- 入退院の付き添い(手続き含む)
- 診断書の受け取り
<事務的なこと>
- 医療費控除の明細書作成
- 確定申告書や年金現況届の確認・提出(郵送)
- 郵便物の投函(ポストが遠い)
- 通販代金の支払い(コンビニ、郵便局が遠い)
あと、主に弟が頼まれるのが、
<家電関係、力のいること>
- 食料品のまとめ買い(バイクで)
- パソコンやケーブルTV周辺の設定・契約事項の確認
- 写真や動画の整理
- コンセントが近くにない場合、延長コードを壁や柱に沿わせて引っ張ってくる(転倒防止)。
- 手元スピーカーの手配(一人でも耳の遠い家族がいると、TVの音量がとんでもなく大きくなるため、普通の聴力の家族はノイローゼになるくらいのストレスになる)
- 防犯灯の設置(センサーライト)
- 大型家具の移動(模様替え)
- 垣根や庭木の剪定
弟も料理はできるので、臨機応変にやっています。
買い物は、過去に買ったことがあるなど、実物を確認したものはネット通販で手配すると便利。
熱中症、脱水症の防止で、最近経口補水液の利用が多いのですが、どこもほぼ定価販売。ドラッグストアのネット通販だと割引されることもあります。500mlは多すぎるので、小さい容量の方が使いやすい。
離れていても、買い物の手配はネットでできるものもあります。今では画像付きの通話もできるので、うまく使えそうです。
最近は雨続きなので、車のある方は洗濯ものをまとめて、コインランドリーで乾燥するのも喜ばれると思います。
何をしたらいいか思いつかないときに、ご参考まで。
父と老健を見学する
悪の組織(?)と戦い、ショートステイを断固拒否していた父。
父、悪の組織のアジトへ向かう
私と父で、ショートステイ先の候補の一つ、介護老人保健施設の見学に行ってきました。車でないと行けないところですが、施設の送迎がありひと安心。以下では「老健」とします。
あれだけ抵抗していたのに、自宅へ行くと父はもう外出着に着替えて待っていました(笑)。めんどくさがりの父のことなので、母はてっきり部屋着(というか寝巻)で行くと思っていたらしい。
私としては、小ざっぱりとした恰好でいる意識があるっていいことだわと思いました。
さて、退院はしたものの、いきなり自宅で療養できない人のためのリハビリを行う 老健ですが、通所(デイサービス)や短期入所(ショートステイ)も行っています。
まず最初に案内されたのは、リハビリ室。父は一言も発しませんでしたが、興味を持った様子。
椅子から立ち上がる訓練、立ち上がって足元の障害物を避けながら歩く訓練など(他にもいろいろ)、その人の状態に合わせたリハビリが、専門スタッフの指導で行われています。
家ではあまり動かず、昼間も眠ることが多い父。無理をしないリハビリなら、いい気分転換にもなりそうです。今は立ち上がるのに時間がかかるため、その分トイレの心配が以前より大きいのですが、もしこれが訓練で良くなったら…
次に個室の見学。部屋のすぐわきにトイレがあるタイプと、部屋の中にトイレがあるタイプがあります。テレビの備え付けもあるので、テレビ大好きな父は気に入ったようです(特養ではショートステイでも持ち込みが必要)。
案内していたスタッフと父の会話では、知り合いが二人ほどこの施設を利用していたそうです。この施設もご近所の口コミで見学に行ったわけですが、口コミはなかなか侮れません。
父の考えまではわかりませんが、リハビリ室や個室内の様子は、興味をもって見ていたようです。自宅とはまた別の快適さを知るきっかけになればいいなあと思いました。
安心のためのチェックポイント
さて、今回体調不良で見学に行けなかった母ですが、老健で渡された書類に感心していました。要介護者を預かるには、本人の身体状況を細かく知っておく必要があるので、そのための書類が前もって渡されたのです。
医師の記入が必要な書類もあるので、申し込み前でもそういった準備のための段取りがしやすい心配りは助かります。かかりつけ病院では、主治医の診療を受けられる曜日が決まっているため、いつでもすぐに書類がもらえるわけではないからです。
母単独で見学した別の施設では、「とにかく早く契約を」と急かされるような応対だったそうです。介護関係に限らず、契約ごとで急かされるのは、あまりいい印象は持てません。新しくてきれいな施設だったそうですが、全体に暗い雰囲気で、スタッフの挨拶も無かったらしいです。
今回の見学でわかったこと
今まで介護施設には全く縁のなかった私たちですが、初めてなりに気が付いた点です。
- 体調が許せば、本人も見学すると安心できる
- 施設ばかりでなく、運営姿勢もチェックするのが良さそう
- 1か所だけでなく、必ず複数を比較する
ではでは。
日常生活ができるってすごいことなんだ
私の住んでいる地域は、お年寄りが多い。
調べてみたら、平成26年度の高齢化率(65歳以上の割合)は23.5%だった。75歳以上だと10.1%。
歩道を歩いていると、よくお年寄りの乗る自転車に轢かれそうになる。
ここら辺の歩道は幅が十分で立派なんだけど、お年寄りは、前方の障害物を避けられないし、ブレーキで止まれない。スピードを落として自転車から降りて、やっと止まれる。
手押し車で買い物をしているお年寄りも、前方の障害物を避けられない。スーパー内で避けるのはこっちだ。
怒る程ではないんだけれど、「ベルを鳴らせばいいのに」「ひと声かけてくれればいいのに」と内心舌打ちをしたくなることはしょっちゅう。
でもね、そうやって外に出て歩いたり、ましてや自転車に乗るなんて、実はとってもスゴイことなんだっていうことがやっとわかった。
父は、一人ではもう外出できない。
杖があれば歩けるけれど、自転車には乗れない。
視野がとても狭くなっているから、ほんのすぐ近くの人も障害物も避けられない。避けるために足に力を入れることもできない。
ほんの3か月前には一人でバスに乗って、孫の誕生日にケーキを持ってきてくれたのに。
だから、一人で外出して用事や買い物ができるお年寄りがいかに元気なのか、それができる環境があるここがいかに住みやすいのか
やっとわかったよ。
両親を見ていると、健康で活動的に動けるのは70代後半くらいまで。
もっと高齢なのにもっと元気な人もいるけれど、父だって70歳過ぎてもソフトボールチームで試合に出ていたくらいだから、体力はあったほうだと思う。
仮に75歳くらいまで元気に動けるとすると、私に残された時間はあと20年くらい。結婚してから26年たったから、たぶんあっという間だ。親世代より体力がなかったら、20年より短いかもしれない。
何をしてどう暮らしたいか、考えておかなきゃ。
介護する人は自分もいたわって
父が退院しました。今回は3泊4日です。
これが本来の日程なのですが、一刻も早く自宅に戻りたい父は、最後の確認を無理やりぶっちぎって2泊3日で退院してしまうこともありました。
今回は、もともと高血圧でも何でもない母の血圧がなかなか下がらず、降圧剤を処方されるようになってしまい、父もずっと母が心配だったため、おとなしく予定通りにしていたようです。
悪の組織と戦うつもり?
両親のご近所さんは同年代の方が多いです。どういうわけか、父の知り合いは全部長期入所。デイケアとかショートステイを利用している方も、ちょっと離れた所には、いるんですけどね。
どうも、「奥さんとケアマネが結託して、ダンナはみんな施設に入れられるらしい」と思い込んでいたようです(笑)。結託って…
そりゃー「施設」って聞いただけで拒否反応ですわ。
それでいろいろワガママ言って、母と「戦って」いたとか?まさかねえ。
他人に介護を頼りやすくする工夫
今回の件、最悪のケースだと母が脳溢血の可能性もあったわけで、父もさすがに施設を利用すると言うようになりました。あいかわらず「長期入所しかない」と思い込んでいるようですが。
最近の多様なサービスを見聞きする機会がなかったので仕方がないのですが、一度ショートステイ→自宅に戻るという経験をすれば、きっとどういうものなのか分かってくれると思います。
一方、介護する側にも、他人の力を借りやすくする工夫が必要。
私もそうですが、自分の家に他人が頻繁に出入りすることには抵抗を感じます。それでも、家の中の一部分だけでも、外部の人が出入りしても気持ちの負担にならないようなレイアウトにするのは必要です。
他人に見られたくないもの・立ち入られたくない場所って、誰にでもあるもんね。
今では、父のベッドは2階から玄関に近いリビングに下し、少し離れた座卓で食事をしたり、訪問看護の方と面談したりする空間としています。
そう考えると、広めのリビングとか、リビング脇の部屋と一体利用できるような作りって、中年以降の家の間取りとしても使いやすそう。
今回は入院でしたが、3泊4日の間だけでも介護から離れることができて、母も少しは体を休めることができたようです。それまでの追い詰められたような様子が、多少ラクになったように見えました。
すると、父も安心した表情になります。
そうやって少しずつでも介護する人の負担を減らしていくことが、結局は介護される人にもいいってよくわかりました。
お世話する人も遠慮しないで一人の時間を持てるよう、家族でも、ご近所でも、公的なサービスでもなんでも利用することを考えましょう。