NISA口座の投資信託を解約してわかったこと
2014年1月にスタートしたNISA。株式などは売って利益が出ると、20.315%の税金がかかりますが、これを一定期間、一定金額内で非課税にしようという制度です。
詳しくはこちら。
開始から今年の12月末で丸5年となるため、NISA口座の株式を売るか、ロールオーバー(翌年以降の非課税枠に移す)か、課税口座に移すかしなくてはなりません。
今後株価がどう推移するか、課税口座に移して損益通算できるようにするかなど、いろいろ考えるポイントはあります。
なのですが。
利益も出ているし、もう面倒なので全部売却することにしました。夫の口座分は売却済み、私の口座分は売却途中です。
で、結果。
夫口座(アクティブ型投資信託。毎月定額購入)
投資元本:182万円 売却益 約73万円
妻口座(インデックス型ETF2銘柄。自分で毎回購入指示)
投資元本:約188万円 現時点での含み益 約38万円
ただし、実際の購入は2014年~2016年
わかったこと
- 機械的に買い付けできる毎月定額購入はラクチンできちんと継続できる。
- 自分で購入すると、その時の価額が気になって意外と機械的に買えない。
- 投資信託の信託報酬は高め(夫口座のものは、1.0584%)でも、場合によってはアリ。
- 今回両方とも利益が出たのは、積立て開始時期と、売却時期が良かったから。
- 投資はやったほうがいい。ただし無理のない範囲で。
感想
↑1,2 自動的に毎月積み立てるのは非常に便利。自分で買い付けるのはできそうでできなかった。淡々と継続するには、毎月定額購入できる仕組みは便利。
↑3 本当はインデックス型の商品だけでいいかなとも思ったけれど、「待てよ、お試しでアクティブ型もやってみよう」ということで採用。今回は結果は良かったけれど、インデックス型を上回る成績のアクティブ型投信は少ない。
もちろん、信託報酬は少ないに越したことはないんだけどね。
↑4 日米の指標。2014年よりは上がっている
[TOPIX]
[NYダウ]
(掲載元:yahooファイナンス)
↑5 自分の気持ちの負担の無い範囲で、小額から投資を経験しておくのは大事。退職金のようなまとまったお金を一気に自分の理解できない商品につぎ込むのは危険。退職後収入が途絶えるとリカバれない。
銀行に預けていても増えない時期に、投資で増やす体験ができて良かった。
もちろん、実力があれば個別株投資もありだけれど、そこにエネルギーを使いたくない人には積立投資は便利。ただし、積立方式でも、常に利益が出るわけではないことは理解しておく。
使う期日が決まっているお金、たとえば教育費の全額を投資で賄おうとするのは難しい。学費の納入時期に「○○ショックで暴落」では、進学に影響が出てしまう。ベースは貯蓄で押さえておいて、上乗せ分に充てるなど。
あるいは老後資金のように、スタートが厳密でないもの。元気なうちは働くから、60代後半までに間に合えばいいかなとか。
今後どうするか
来年以降は、夫婦ともつみたてNISAを利用。せっかくの非課税制度なので、ありがたく使わせてもらいます。