父を見て、夫が「働き方を変える」と言い出した
父が亡くなって、もうすぐ1か月になります。私は今仕事をしていないので、ありがたく家でゆっくり過ごさせてもらっています。
新年を祝うことはしなかったけれども、市場が閉まるため、それなりに食材を用意したり、料理を作り置きしたり。生協で、月初に予約注文した黒豆とかカマボコとかお正月用の食材がチラホラありました。
夫は両親の見舞いも兼ねて実家へ。長女も外出のため、結婚以来初めてひとりで元旦を迎えることになりました。ベランダから初日の出。こんな時らしくひっそりとしていて、これはこれでよかったです。
↓ 普段使いの食器で、お雑煮と黒豆の朝食
さて。
この半年、父と私の家族を傍で見ていた夫(53歳)が、こんなことを言い出しました。
「もう、週五日を会社のために使うのは多すぎると思う。これからは、週3,4日働いて、夫婦が食べていけるだけの収入があればいいじゃないか」
お金は、生きている間じゃないと使えない。もっと言うと、体力が無いと遊ぶにしても楽しめないし、食事だって歳をとれば今のようには食べられない。
歩くことができなければ、今のように気軽に外出もできない。
夫は緑内障を持っているので、すぐにではなくても視野がだんだん狭くなっていきます。一番見えるのはいつも「今」。ここ数年、車からバイクに趣味を変えたのも、前からずっと乗ってみたかったから。
とはいえ、今すぐ会社を辞めるとかそういう話ではなく、知り合いから頼まれた仕事を副業として始めるところから。ある程度の時間をかけるつもりだそうです。
私も、もうとっくに人生を折り返しているのに、自分の足で歩けるのは、あと20年くらいかもしれないのをあらためて実感しています。元気に動き回れる時間は、もっと少ないよね。
今年は、そういう生活にシフトチェンジしていく1年になりそうです。