空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

自分のためだけの楽しみ

別々の部屋に居ても、人の気配というものは感じられるもの。

自宅療養中の夫も最近ではだいぶ顔色も良くなり、今も自室で医師との面談のためのメモを作成中。

 

なかなかウチを出ていかない長女も、「自分の部屋に籠っていても、家族がいる家は安心できるし、寂しくない」ということらしい。

 

「気配だけならいいじゃない。ずっと相手をするわけではないんだし」と思われるかもしれない。

でもいきなり作業を中断させられたり、背後に立たれると不愉快な場合というのはあって、家族が家に居ると意外とできないことがある。

  • トイレ掃除
  • ブログを書く
  • ノート(日記のように個人的なこと)を書く などなど

気持ちを切り替えて、こういう時だからこそできることを楽しむといいんだけれど、習慣というのは急には変えられないもの。

今までずっと「一人で」「家の中で」気ままに過ごしていた時間が無くなると、地味にストレスが溜まるんである。

 

昨日、一人で電車に乗っている時にふっと、「子どものためでも、夫のためでも、親のためでもなく、仕事のためでもなく、自分の遊びのためだけにお出かけしているんだなあ」と気が付いて、じわーっとあったかい気持ちになった。

 

よくよく考えてみると、結婚してこの方、「自分だけの楽しみのために外出する」ってあまりなかった。勉強会や仕事で外出はあったけれど、「自分だけの遊びの時間」ってあまりなかったような気がする。

 

そんなわけで週に1度、ピアノのレッスンのために2時間ほど家を空けることが、思いのほかリフレッシュになっている。教室からは大型書店も百貨店も近いので、気が向けばもっとお楽しみも追加できる。

ただ単にピアノを習うためだけなら、家の近所で探すこともできたかもしれない。思いがけず他の楽しみもできたので、今回の選択は正解だったと思う。

 

毎日ピアノに向かうのが楽しくて仕方ないのに、出かけるお楽しみもプラス。うん、なかなかいいぞ。