空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

転職成功。休職してもやり直せる

2年前、パワハラで体を壊して1年以上も休んでいたウチの子ですが、この2年間どんな経過だったかというと、

2016年4月 休職(A社)、療養開始

2016年5月 退職(A社)

 

2017年1月 試験的に短期アルバイト 

2017年3月 就労許可が出る

2017年6月 失業給付(3か月)終わり。専任のサポート職員が付く

2017年7月 月末ごろ、B社に内定

2017年8月 就業開始(B社)

 

2018年4月 転職活動(C社に内定

 

こんな感じです。

新卒で正社員として就職すると、そこを退職する決心はなかなかできないと思います。いったん非正規雇用になると、正社員として再就職が難しくなりそうなイメージもあります。

 

ましてや病気で離職した場合は、その後の就職活動で、空白期間のことを必ず尋ねられます。それでも再就職することも、そこから転職することもできました。

1年以上療養期間があっても、大丈夫なこともあるよ!

 

ってことで、我が家の場合を振り返ってみます。

 

 

 就業可能→ハローワークで就職活動 

 

ハローワークから紹介されたB社は、規模は小さいけれど人間関係もわりと良好だったそうです。ボーナスはありません。お給料もそれまでより月3万円減りました。

 

入社後にわかったこと。

業績があまりよろしくない。

それが理由なのか、営業担当の主力社員が数か月後に退職してしまいました。

 

入社2,3か月後には「お給料の遅配があるかも」ということで、本人が青ざめていました。年末年始休みの間と1月の週末は、アルバイトしていたくらいです。

 

それでもこれまで、幸いなことにお給料の遅配はありませんでした。

 

 

就職エージェントに登録する

 

2017年の秋~冬頃、これはマズい!ということで、民間の転職エージェントに登録。

 

職歴が浅いことから、無期雇用派遣(派遣会社と無期雇用契約を結び、他社へ派遣される)を勧められました。

それとは別に就職説明会の案内があった某企業も、採用しても自社で仕事をせず、他社へ派遣する業態。派遣会社と似たようなものでした。

 

希望しないことばかり勧められるので、エージェントとの接触は早々になくなりました。

 

使えるものは何でも使う

 

今年に入ってから、知人の伝手で「採用は保証しないけれど、試験を受けられるようにはするよ」とありがたいお声がかりがありました。

 

コネ入社なんて過保護すぎる…と思ったのも一瞬。「ここまで他人よりは苦労したんだし、さっさと経済的に独り立ちしてもらわないと!」 ということで、ありがたく就職試験を受けさせていただくことにしました。

 

「ウチに合わなければ、遠慮なく落とすから」と言われて、却ってありがたかったです。

 

1社目は面接で不採用。2社目は筆記試験と一次面接は通過。二次面接後に採用の連絡をいただきました。それが冒頭のC社です。

 

ゆっくり休んで大丈夫。本人の力を信じて待つ

 

実は、最初にお給料遅配の話が出た時、夫と私がそれぞれに「転職したら?」と言ったのですが、本人はすぐに行動しませんでした。その頃、担当以外の仕事を任されていたようで、本来は残業ナシのはずなのに、残業でフラフラになって帰宅することもありました。

 

週末に応募書類の準備や、エージェントの登録をするだけで精いっぱいの様子。「有休を取れば?」「大丈夫?」などと声をかけると、

 

「お客さんの都合もあるから、支障無いかどうか様子見ながらやっている。あまり傍でいろいろ言われると、信頼されていないみたいで悲しいからやめて欲しい」

 

親が構いすぎです。それからは黙って見守りました。

 

 

 

まだ100%回復したわけではありませんが、少しずつできることを増やしていって自信を付けていく過程を見ることができ、私自身も勉強になりました。

 

「焦らなくても大丈夫。少しずつ健康に。少しずつ元気に。大丈夫、やり直せる」

2年前の自分にそう言いたい気持ちでいっぱいです。