変化に強い家計の考え方
ダンナが転職するかもしれません。
転職といっても、必ずしも収入が上がるとは限りません。
収入と仕事内容のどちらを優先するのか、収入が下がるならどこまでが許容範囲なのか、キャリアのない妻(私です)の収入はどれくらい織り込めるのかなど、元データが必要になってきます。
収入面での交渉も、双方にとっての「落としどころ」があります。現状がわからず無理に転職を焦って、生活費が足りなくなる事態はできれば避けたいですよね。
「今、年収いくらで、ギリギリだから最低でも現状維持したい」はわかりますが、50代以上の転職については難しいかもしれません。そこで、支出を塊でなく部分ごとに分けて考えることにしています。
支出の分け方(私の場合・1年分の合計)
- 住居費
- 毎月の生活費
- 年単位の支出
- ダンナ小遣い
- 教育費(現在はナシ)
(ダンナ小遣いは毎月の生活費に含めてもいいかもしれませんが、ウチでは仕事に支障が出ないよう個別に考えています。「家計が苦しいと真っ先に削る対象」とは考えていません。)
どうして分けるのか
本当は、「リストラ」「リストラはないけど減収」になってから考えるのではなくて、何にもない平穏な時にチェックするため。費用をかけたいところにかけられるようにしたいからです。
また、分けることで「生活レベル全体を何となく平均的に上げてしまう」を避けています。
教育費を何よりも優先する時期もあるでしょうし、住宅にお金をかけたいかもしれない。趣味にこだわりたいかもしれない。何を優先するかは、ずっと同じとは限らない。
時間がたつにつれ、家計のステージはどんどん変わっていきます。
考え方の例
例えばウチでは、「できるだけ長く借りる」という住宅ローン返済のセオリーを無視した返済をしています。
ただし、考え方は家庭によっていろいろです。
転職そのもののリスクもあるし、転職先がどこか(たとえば公的機関と、国内企業と、外資系では違う)、貯蓄がどれくらいかでも考え方って変わってきます。
話を戻すと、ローン完済のめどが立ったので、数年は一時的に収入が減ったとしても乗り切れそうです。完済後はローン分だけ家計に余裕ができるのも、大まかですが前もってわかります。
でも、「2020年の五輪まで現状維持できるかな?」という見込みは見事にハズれました。ひー
結局は何が大事なの?
通勤時間や実家との距離など、住む場所を選ぶにはいろいろな要素があります。首都圏でいうと、住む場所を変えるだけで生活費はまるで違ってきます。
そうは言っても、こだわりをなくして楽しくないのはつまらないので、限られた資金を何に使うかは家族でよくすり合わせておくのが欠かせません。
やっておいてよかったこと
一昨年の引っ越しを機に、不用品をかなり処分して生活を小さくしたのですが、今回のことははっきり言って予想外でした。今のところ生活面でパニックにならずに済んでいるのは、
- 贅肉のない家計にしておく
- 家計の現状を把握しておく
- 支出の優先順位が夫婦で一致している
をやっておいたからだと思っています。はっきり言って、これまでの生活の前提が変わるので、今後どうなるかドキドキです。ああ、心臓に悪い。
何かの参考になれば。