【大人の音楽レッスン】予想外の効果。それも音楽以外で!
昨年6月から始めたピアノのレッスン。人前での演奏はハナッからするつもりがなく、ひたすら自分が楽しくて練習しています。
が。
練習の過程で、「我ながら変わったわ~」と思うことがあったので書いておきます。
それは、「人前(と言っても10人ぐらい)でアガらず話せるようになったこと」。
以前は、どんなに練習をしても、準備をしてもアガって人前ではしどろもどろ。のどはカラカラ。そういう機会からは逃げまくっていました。
ピアノの練習を続けていて、気持ちの変化があったのが大きかったので、そのことを書いておこうと思います。
最近できるようになったこと
レッスン中に「心臓バクバク、手がブルブルガクガク」しなくなりました。
以前は、ミスったらその後がメタメタだったんですが、今ではリカバれなくても片手だけ弾き続けるとか、区切りのいいところで両手に戻すとかでいいことにしています。
どうしてそうできるようになったのかと言うと、弾くときに力まなくなったのが一つ。焦ったり、アガッたりすると、どうしても体のどこかに力が入って、却って手も指もガチガチ。
それから力んだり緊張すると、気持ちの上でもものすごくエネルギーを消耗するんです。たった30分のレッスンでヘトヘトになっていました。
だから、どうにかしてエネルギーを注意力とか、もっと他のことに使おうとしました。
今ではずいぶん楽になって、いい意味で「省エネ」になりました。
コツコツ続ければいつかできるようになる
ピアニストを目指しているとか、超難曲を弾こうとしているとかではなく、レベルに合った教材を使っているので、今の所コツコツ練習することで課題曲はなんとか弾けるようになっています。
もちろん、先生の思っていらっしゃるような音色豊かな演奏ではないんだけれども。
合格をいただいているのでよしとします。
初見の曲をスラスラ弾くなんて、とても無理。
なので、1小節ずつ、片手ずつ、何回も何回も繰り返し。
ゆっくりゆっくり。
2~3ページの曲だと、譜面を見ながらつっかえつつ弾くまでで2週間。比較的滑らかに弾くまで+2週間。さらに強弱や表情を付けるまでに+2週間かかります。
「時間はかかるけれども、できるようになる」と思えるようになりました。
これって、私にとってはすごいことで、今まではちょっと難しいこととか、未経験のことってまず尻込みしていたんですね。
最近は「どうしたらできるんだろう?」「細かく分けていったらできるかも」「本当に伝えなきゃいけないことは?」など、「私にももしかしたらできるかもしれない」と思いながらやるようになりました。
それが、冒頭の「人前で話す」こと。
ピアノ以外のことでもできるようになる
とある勉強会の講師役を、メンバーで代わる代わるやるのですが、お話をいただいたのが6月ごろ。
前回、3年前くらいにやった時は見事に失敗。自分でも何を言っていたか頭の中が真っ白でした。
でも今回は、やってみることにしました。
テーマに沿って材料を集め、レジュメを何回も見直し、話しながらさらにレジュメを直し・・・
上手に話すことは目指していませんでしたが、なんとか形にはなったかな、まだまだ改善するところはたくさんあるなというところまではこぎつけました。
プロ講師にもなると、アナウンサーのような発声や、人を引き付けたり、興味を持ってもらう話術など磨くのでしょうが、いきなりそれはムリなこと。
「準備の方法がわかって」「人前で」「時間通りに」まとめられたので、今回は十分です。
こういうのを「自信がつく」っていうのかもしれないですね。