空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

義父を見送る

 入院してから1か月たたないうちに義父が亡くなりました。 fukulife.hatenablog.com

 

 その日の朝、私が出かけたあと夫に緊急の連絡が入り、出勤途中で逝去の知らせを受けたそうです。

 

会社で諸々の手続きや連絡を付けた後、一旦家に戻って翌日の出発のための準備に追われました。

 

親族はとにかく慌ただしい

 

子ども達へも至急連絡。通夜や告別式の詳細も決まらぬうちに、通夜の開始時間と場所を先に伝えます。

お寺さんとの時間調整も済まないうちから、矢継ぎ早に確認事項が上がってきます。

 

勤務先から弔電や供花などが送られるので、必要と言えば必要なんですけどね。義父母と敷地内同居だった義弟も大変だったろうなあ。

 

今回は私の実母が告別式に参列したいということで、出席できる葬儀スタイルかどうかも確認。実父の時のように、ごく限られた親族で行う場合は遠慮する必要があるからです。

 

なんとか往路分のみ家族4人分の飛行機のチケットを確保。集合時間と場所を連絡。

 

通夜の晩は葬儀会館での夜伽を任されたので、会館へ直接行くことと寝間着が必要なことを連絡。

 

とにかくあちこちへの連絡、連絡、連絡でLINEのトーク機能が大活躍でした。

 

葬儀会館へ早目の到着にホッとしたのもつかの間

 

会館の親族控室には納棺式を終えた義父の棺が安置されており、宿泊できる和室もあって、ちょっとしたホテルのようです。

通夜開始の4時間前に到着。早すぎた?

 

お線香をあげて各自が義父と対面を済ませ、ようやく荷物の整理や着替え、通夜前の軽食の準備をしようということになりました。

汗だくで喪服を着たくなかったので、私はシャワーを浴びて普段着で出てきたところ、

 

開始2時間以上も前に、義理の叔母が登場

ほどなく義母もやってきました。えーと、親族打ち合わせは開始1時間前なんですが?

 

ご挨拶をしてお茶をお出しして、脱衣所を無駄に長く占領していた子に内心舌打ちをしながら、ようやく着替えとメイクを済ませました。

 

そこからはもう出席者が続々とご到着。打ち合わせに直接関係があるのは、義弟夫婦と義母、長男であるウチの夫くらいなんですけどね。

 

一般葬に近い家族葬

 

今回、義母からは「家族葬にするから」ということでしたが、参列者の範囲は広く、

  • 故人の妻、子ども夫婦、孫・孫夫婦、ひ孫ほか
  • 近隣の親戚~義父母の兄弟姉妹、甥、姪ほか
  • ご近所の方数名
  • 義弟の仕事関係者
  • 義母のサークルの友人

一般葬に近い印象を受けました。

 

お香典は親族の勤務先からはいただいて、その他へは辞退というパターンでした。

通夜ぶるまいは親族のみってことは、やっぱり家族葬

 

お別れは親族控え室と告別式で

 

通夜式が終わった後、親族控え室に棺が戻されました。

弔問客との慌ただしい挨拶が終わったあと、ようやく時間を気にせず、家族で義父の思い出をゆっくりと話す時間を持てました。

 

到着してすぐに対面した時にも思ったことですが、そこに苦悶の表情は無く、まるで眠っているように安らかな表情だったことに心から安堵しました。

 

ずっと痛みに耐えてきたのを知っていただけにようやく楽になったことにも。

 

通夜式、葬儀共に儀式としての側面が強く、いかにスムーズにお焼香するかが重視されているようで、なかなか故人とのお別れの時間を過ごす感じではありません。

 

出棺前、供花を下ろして棺に入れ、末期の水(今回は父の日に夫が送った未開封の焼酎でした)で唇を湿して最後のお別れをするのは、最も切なさを感じる時です。

 

翌日、葬儀~初七日の法事が終わるとそこで一段落に見えますが、実はその後も色々あるのでした。

 

長くなるのでつづく。