ガンコな父、お世辞を言う?
病棟看護師さんにも、老健スタッフさんにも、ケアマネさんにも、超絶ガンコ認定された父なんですが、
そのあと母からこんこんと言い含められ、反省したんだそうです。
「人を見下して、上から偉そうにモノを言って、気持ちよく接してくれると思う?助けてもらわないとどうしようもないのはお父さんでしょ?わがままも大概にしないと!」とかなんとか。
で、くだんのデイサービスから帰ってきて言うには、「オレ、今日はお世辞言ってきたぞ!」← まさか得意気だったとか?
母:「で、なんて言ったの?」
父:「『今日はよろしくお願いします』って言った」
その話を母から聞いて、二人で大コケ。「「それは当たり前のごあいさつでしょうーがっっ!」」
専門医の診断は受けていないのですが、父はもう認知症を発症しています。日常の会話は今のところ支障なしです。母のお説教をどれくらい正確に理解したのかはわかりませんが、「今の態度ではいけない」ということは伝わったみたいです。
いずれにせよ、和やかな雰囲気で一日過ごせたようなのでほっとしました。
高齢の男性って、とにかくどこでも人を使用人扱いすることが多いのですが(もうめちゃめちゃ不愉快)まさか自分の父もそうだなんて。
ショックですわ。
ところが、生物学的に♂は♀に選んでもらわなければならないので、「自分はほかの個体より優れているアピール」をするのはある意味仕方がないとかいう話を聞いたことがあります。
じーさんには、それ、いらないと思うんですけどね。
年取ったら、男性女性にかかわらず、愛嬌が大事だということかあ。
私も一つ学習しました。