空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

【追記あり】住宅ローンを完済⇒自分で抵当権抹消登記

住宅ローンを完済すると、翌日付で抵当権抹消登記のための書類一式が送られてきました。 

fukulife.hatenablog.com

 

住宅ローンを借りると、銀行などお金を貸す方は借金のカタとして、住宅を担保に取ります。貸したお金を返してもらえない時のためです。

この権利を「抵当権」と言って、住宅ローン契約の締結日に法務局で登記します。

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ローンを完済したら

 

登記された抵当権ははずす(=抹消する)のですが、これは住宅の持ち主がすることになっています。

 

書類一式をもって、司法書士さんに頼んでもおそらく1万円~2万円くらいらしいのですが、今回は(今回も)自分でする予定です。以前、1回やったことがあるので。

 

用意するもの

 

  1. 金融機関から送られてくる書類一式
  2. 不動産登記簿の全部事項証明書(以前の登記簿謄本)
  3. 登記申請書

 

2.が手元にない場合は、あらかじめ法務局で取っておきます。ネット環境があれば、オンライン請求で郵送してもらうこともできます。

houmukyoku.moj.go.jp

 

窓口での手数料が600円なのに対し、オンライン請求の手数料は500円。

パソコンで内容を確認するだけ(証明書の発行はナシ)なら、登記情報提供制度というサービスもあって、こちらの手数料は全部事項だと334円。

 

不動産登記情報を請求するときは、住所(住居表示)ではなく、「地番」「家屋番号」が必要。

地番や家屋番号がわからない時は、管轄の法務局に電話すると教えてもらえます。法務局によっては、専用の電話番号があります。

 

次は登記申請書の作成になりますが、これ以降は随時追記していきます。

 

登記申請書の様式は法務省HPからダウンロード

(2020年1月20日追記)

不動産登記の申請書様式について:法務局

必要な様式をダウンロードします。各種申請書がずらーっと記載されていますが、抵当権抹消登記はずーっと下の方、16番。2段に分かれています。

 

戸建ての場合は上段を、マンションの場合は下段の(敷地権付き区分建物)の様式を選択します。

ウチはマンションなので、下段を選択。

 

「様式」と「記載例」がありますが、記載例のWordファイルを選択して、解説を読みながらPCで作成することにしました。

 

内容は、

  • 不動産登記情報
  • 金融機関から送られてきた書類

に記載されている通りにしていきます。

 

金融機関から送られてくる書類

 

登記申請書を作成する前に、金融機関から送られてきた書類を確認します。

  1. 金銭消費貸借契約証書
  2. 抵当権設定契約証書
  3. 登記識別情報通知
  4. 抵当権抹消登記委任状
  5. 抵当(質)権解除証書

 「上記の書類を受け取りました」という書面と、返信用の封筒も同封されていました。

 

登記申請書で一番わかりにくかったところは、『添付情報』のところ。

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解説と両方にらめっこして突き合わせると、

  • 登記識別情報   ⇒ 3.登記識別情報通知
  • 登記原因証明情報 ⇒ 5.抵当(質)権解除証書
  • 会社法人等番号  ⇒ 4.に記載されている会社法人等番号
  • 代理権限証明情報 ⇒ 4.抵当権抹消登記委任状

のようです。

ここは記載例そのままにしておくか、金融機関から送られてきた書類の名称を記載するか悩むところです。

 

添付情報ということなので、送られてきた書類の名称にしてみました。⇒OKでした!

 

その下の2行、「登記識別情報(又は登記済証)を提供できない理由」には該当しないので、ここは削除。

 

書類が揃ったら、法務局での相談予約を申し込みます。

窓口が開いているのは平日なので、仕事を持っている人にはここがネックになりますね。

 

相談予約は必須と思っていたほうがいい

(2020年1月24日追記)

相談予約は電話でできます。地元の法務局では30分単位ということでした。持ち物について丁寧な説明あり。

 

当日のこと。

入り口を入ると、受付カウンターで大騒ぎしている男性が1人。

どうやら予約なしで来て、予約してから来るように言われたらしく「じゃあ、余分にかかったタクシー代払ってくれるんかい!」などど大声でゴネています。

結局ゴネ得?だったのかどうなのか、急遽カウンター席&相談係の職員を増やして対応したようでした。相談中も大声でうるさいし、時間のかかる内容だったらしく、職員さんが非常に気の毒でした。

 

私と夫は早めに到着したので、「もし時間の空きがあるようなら前倒しできないか?」と聞いてみた所、「前の方が終わり次第お呼びします」とのこと。受付票を記入して待っていると、程なく呼び出しがありました。

 

電話1本でこれほど時間を無駄にせずに済むのなら、電話しない手はありません。

 

相談から提出まで約20分で終了

 

(持ち物)

  • 銀行から送られてきた書類一式
  • 認印
  • 登記費用(今回は2,000円←土地1筆・建物1棟)

上記に加えて、

  • 作成済みの登記申請書
  • 不動産登記情報

を持って行きました。

登記申請書を最初に提出すると「ああ、もうできていますね」ということで早速確認作業に入ります。

  1. 銀行からの書類や、不動産登記情報を見ながら申請書を確認
  2. 抵当(質)権解除証書や委任状の未記入部分を記入
  3. 登記識別情報を別紙に転記
  4. 必要な個所に押印
  5. 印紙を購入、指定の用紙に貼付

というような流れでした。

 

わからない部分は未記入のまま持って行き、説明を受けてから記入すれば大丈夫です。

 

二人で行ったので、夫が書類に記入をしている間、私がちょっと離れたカウンターで印紙を買ってきて、書き終わったところで「ここに貼ってください」と出された紙に貼りました。

最後に書類をまとめて綴じてもらい、割り印を押したら提出窓口へ。

登記申請書の訂正箇所はナシでした。やったね!

 

指定日以降に受け取り

 

申請書の提出後、審査を経て登記が完了するまで約1週間かかります。窓口で受け取り日を書いた紙を渡されるので、申請書に使用した印鑑を持って行きます。

 

本人が受け取りに行けない場合は、申請時の印鑑と受取人の印鑑を両方持って行けばいいそうです。

 

登記完了証と提出した抵当権設定契約証書(返却される)を受け取れば終了。必要に応じて最新の登記情報の謄本を取ればOK。

 

体験ブログを2,3件と法務省のHPを参考にして、十分対応できたと思います。いい勉強になったし、ちょっとした達成感もありました。

 

長くなりましたが、おしまい。