空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

【相続】こちらの手続きが完了

前回の記事。 

fukulife.hatenablog.com

 ↑上記の記事で触れていた手続きが終わりました。

 

相続放棄

 

今回、夫が行ったのは相続放棄の手続き。義父が亡くなったのち、あるいは相続が始まったことを知ってから3か月以内にしなければなりません。

 

必要な書類をそろえて、家庭裁判所にこの手続きをすることを「相続放棄の申述をする」といいます。

www.courts.go.jp

 

相続放棄とは、亡くなった方の権利と義務をすべて放棄すること。一般には負債を放棄したい時に取る手続きですが、プラスの財産があっても引き継ぐことはできません。

 

それとは逆に、権利も義務もすべて引き継ぐ単純承認。一般的なケース。

 

プラスの財産の範囲で負債も引き継ぐというのもあって、こちらは限定承認といいます。

 

戸籍謄本などの証明関係の書類とともに提出するのがこちら。

 

相続放棄申述書の記入例(20歳以上)

http://www.courts.go.jp/vcms_lf/2019_souzokuhouki_rei20h.pdf

 

複雑な書類かと思ったら、案外あっさりした書式でした。必要に応じて、追加の書類の提出が求められることもあるようです。

 

今回の趣旨は「放棄の理由」のうち、4.遺産を分散させたくない を選択。

主な遺産が家と預貯金(どれくらいあるかは不明)なので、義母の生活の基盤を確保するためです。

 

通常は、

書類の提出 ⇒ 家裁から照会書が送られてくる ⇒ 記入して返送 ⇒受理

となるようですが、今回は照会書なしで受理となりました。

金曜日に書類を送って、結果が郵送されてきたのが次の週末なので、約1週間で手続きが終わったことになります。

 

もちろん、負債がある場合など内容によってはもっと時間がかかるのでしょう。

 

申述が認められらたので、これで夫は「最初から相続人ではなかった」ということになります。

 

不動産の共有名義は避けたかった

 

実は、義父母の意向としては、義母と夫と義弟で名義をそれぞれに持ちかったようなのです。

 

うーん。それってどうなんだろ?

 

家は1件のみ。孫の世代になったら、孫の数だけ名義人が増える?

そんなことになったら、売却するにしろ、何かの形で活用するにしろ、関係者間で協議が必要です。ハンコをもらう手間だけで、いったいどれだけかかることやら。

 

今後、状況によっては義母の生活資金や介護費用も必要になる可能性もあるわけで、不動産の名義はなるべくシンプルにしておこうというのが夫の考え。

 

だけど、義父母ともにそれは受け入れ難かった模様。

 

今後の手続きには原則関わらずに済みそう

 

というわけで、今後の名義変更関係で実印だの印鑑証明だのを求められることは無さそうです。

 

今回の場合は、世間では親族間で血みどろの相続争いにもなりうるケース。家を売って、現金を法定相続通りに分けて、でも母親の住むところが無いとか。。。

 

あるいは夫が遺留分侵害の申し立てをするとか。。。

 

そういったことをする気は夫にはなかったけれど、そんな可能性もあったとは、義母は夢にも思っていないでしょう。

 

お互いにトラブルが無さそうで何よりです。