誕生日に献血してみた
今年の誕生日は夫が飲み会でいないし、ピアノのレッスン後に特に予定もないので、思い付きで献血ルームに行ってきました。
30年以上も前の学生時代に数回経験はありますが、1回400mlという量なのでなかなか踏ん切りがつきませんでした。
だって、計量カップ2杯分ですよ。多くない?
成分献血という、必要な成分のみ取り出してあとは体に戻す方法もありますが、1回出したものを戻すのって、抵抗があるし。
「えーい、あれこれ考えてないでとにかく経験じゃ!」と、思い切って行くことにしました。何かあっても医師も看護師もいて、設備も整っている場所なわけだし。
受付したからと言って、強制されるわけではないし。
献血するまでの流れは、以下の通り。
初回だったので大体1時間半ほどかかりましたが、次回からは1時間くらいの所要時間でしょうか。
- 受付
- 血圧測定
- タッチパネルによる問診
- 医師による問診
- 事前判定(少量の採血)
- 献血
- 休憩
1.受付
「初めてです」と受付に伝えたら、過去に献血したかどうか尋ねられました。過去分の記録も残っていることがあるそうです。
氏名(旧姓も)、生年月日で検索しても、30年以上も前のことなので記録はありませんでした。
あとは、一定の歯科治療を受けたか、服薬しているか、海外渡航歴・居住歴ほかの確認、同意書の説明があって、その後住所・氏名・電話番号などを登録します。
写真付きの身分証明書が必要。
水分補給用のスポーツドリンクを1本渡されます。
館内には他に、コーヒーやお茶などの自販機(無料)やお菓子もあります。
2.血圧測定
病院の待合室や、職場の休憩室に置いてあるような自動血圧測定器で血圧を測り、記録用紙を受付に提出。
3.タッチパネルによる問診
健康状態ほかの問診
4.医師による問診
睡眠時間の確認や食欲はあるか、口内に傷や口内炎はないかなどいくつかの質問があります。
5.事前判定
血液型や貧血の有無などを調べます。採血前にも十分水分を取るように言われました。
6.献血
採血ベッド(歯科の治療用のような電動イス)に横になって15分くらい。
成分献血だと採血量によって40~90分かかるそうです。
前にTVモニターが設置されていて、夕方のニュースを見ながらだったのであっという間でした。
7.休憩
献血後、めまいなど起こすことがあるので、水分補給しながら休憩します。
館内には雑誌やコミックがたくさん置いてありますが、疲れたのかあまり読む気になりませんでした。
誕生月ということで、特別におみやげがありました。
献血サイトに登録すると、献血記録の確認や次回の献血の案内や予約ができるということなので、スマホで登録。
今度は登録の記念品(↑スマホのリングホルダー)をいただきました。
最後に、献血カードをもらって終了。
献血後はゆっくり歩く
急激に動くとめまいを起こしたり、気分が悪くなることもあるらしいので、いつもよりゆっくり歩きました。
普段、いかに速足でガシガシ歩いているのかよくわかります。
歩くことを運動代わりにしているので、早歩きなんですよね。駅などでタラタラ歩いていたり、急に立ち止まったりする人に内心「勘弁してよー」と思っていましたが、今回は自分がゆっくり歩く人になったわけで。
人間、いつどんな立場になるかわかりませんね。
2日後、血液成分の分析結果が出る
血液検査の結果がそんなに早く出るとは思っていなかったので、2日後にメールで連絡が来てビックリしました。
↑上記のラブラッドにログインすると、結果が確認できます。
「これらの検査項目で、あなたが健康であるか否かを判断することはできません。」との注意書きがありますが、一般の健康診断の項目も含まれているので、目安にはなりそうです。
今回の検査では、全項目が基準値の範囲内だったのでひと安心です。
血液はどんな患者さんに使われているの?
てっきり手術で大量の血液が必要だとか、大きなケガで失血したとか、そういう患者さんが多いのかと思ったら、一番多いのはがんの治療なんだそうです。
そういえば、亡くなった父が抗がん剤治療をしていた時に、赤血球の減少で貧血状態になり、何回か輸血をしたことを思い出しました。
辛そうだったのが、ラクになったのを覚えています。
そうか、じゃあ輸血が必要な人ってたくさんいるんだね。
献血の後はどうだった?
帰宅後と翌日の午前中、頭痛がしましたが、献血のせいなのか低気圧のせいかよくわかりません。
翌日は休日だったからよかったけど、重いものを持ったりするのはちょっと無理だったかも。いつになくすごく眠かったし。
午後からは普通に生活してましたし、2日後は普通に働いて大丈夫でした。
女性の400ml献血は年2回までなので、体調が良ければまたできるかなあと言う感じ。
性格が悪くてもできる社会貢献って、悪くないです。