50代からでも居場所は作れる
最近ちょこちょこ話題にしている、「短期バイト」。始めてから丸4年、今年で5回目になります。
↓3回目のころ。
誰も知り合いがいなかった当時の状況
実家近くに引越ししたのが4年ちょっと前。小学校卒業まで居たところですが、親の転勤について行って就職も結婚も遠方だったので、当時の友達との縁も切れてしまいました。
だから知り合いはゼロ。今住んでいるところは、小学校当時の行動範囲からも外れているので、土地勘もぼんやりとしかありません。
私はどちらかというと、初対面で親しげに会話するのは苦手。当たり障りなくにこやかに話す程度のことはできます。
で、どうしたか
子育ても終わってしまったので、子どもつながりの友人とお付き合いを復活して・・・というのはできない。地元の趣味講座などを調べてみても、高齢者向けか若い子育て世代向けのどちらか。うーん。
というわけで、安直ですがたまたま見つけたアルバイトをすることに。当時の(というかつい半年ほど前まで)家族の状況から、フルタイムの就業はできませんでした。
そこでやったこと。
- 仕事はできる限り正確に(いいかげんにすると即クレームにつながる為)
- 人にはできる範囲で親切に
- 苦手な人とはそっと距離を置く
です。2回目くらいまではあまり知り合いも増えませんでしたが、3年目からは知り合いもグッと増えてより楽しく働けるようになりました。60代でも働けるため、採用される間は行こうと思っています。
元々あまり口数の多い方ではありませんが、大丈夫。1年ぶりに会っても、ずっと一緒に働いていたかのようにスムーズに仕事ができています。
苦手な人ってどんな人?
私にとって苦手な人とは、
- マウンティングする人(過去の仕事自慢や苦労自慢でも!)
- トラブルメーカー(あることないことを吹聴する)
- 愚痴ばかりの人(「私は頑張っているのに評価されない」「扱いがひどい」など)
無視こそしませんが、挨拶程度にとどめてなるべく距離を置きます。トラブルに巻き込まれそうになったこともあるので、本当にコワい。
見ていると、次の年にはもう来ないことがほとんどです。
世の中ってうまくできている
短期バイトと早朝バイトの2か所で働いてみてわかったこと。それは、「やることをやっていれば、できなくても自分の精一杯であれば、周囲はわかってくれる」ということ。
勤務先からの評価ばかりでなく、一緒に働く人からも。
どういうわけか、「私は前職でこういうことができたから」「もっとこういう条件にして欲しい」とグイグイ主張している人ほど脇が甘いというか、手元がおろそかなことが多いです。
最初は、「アピールできる人ってできる人なのかなあ」という印象だったのですが、どうもそうじゃない。
勤務先や周囲には、自分のできることや「ここが苦手」をフツーに伝えておけば、あとは大概いい方に物事は進む気がします。そういう意味で、世の中ってうまくできているというか、優しいところだと思っています。
だから、今のところあんまり心配とか不安とかないかなあ。
ただし、人の善意に付け込んだり、やりがい搾取するような職場であれば、わかった時点で離れます。そういうところでは、いくら頑張っても努力してもパワーを吸い取られるだけだから。
ゆっくり時間をかければ、50代からでも自分の居場所は作れるよというお話でした。