空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

賃貸契約でバタバタ。2回目のお部屋探しがまとまらない理由。

ここ2週間ほどで、子①、子②共に賃貸物件探しや契約でバタバタしておりました。

 

子①は2回目、子②は初めての物件探しです。どちらも大学は自宅通学だったので、社会人になってから初めてのお部屋探し。初回はどちらも私が同行しました。

 

初回の契約時には同行

 

物件選びそのものにはあまり口出しをせず、契約の際に本人がチェックすべきところを質問するのが主なスタンスです。あとは緊急連絡先を求められるので、その場で申し込みたい時はいくらかスムーズです。

(親以外を緊急連絡先にする場合は、事前に了解を得ておく等あるので)

 

実際の契約時には、5,6点の書類にサインが必要なんですが、中には内容を確認せずにサインしようとしたものもあったので、「ちょっと待って、内容を聞いていないのにサインするの?」と言ったり。

(火災保険の加入申込書で、初回の物件内覧時には加入内容の説明が無かった)

 

退去時の原状回復箇所の確認で、「こういう場合はどうですか?」と聞いてみたり。横から質問すると、本人も聞きやすくなるようなので。

 

子②は初めてのお部屋探しでしたが、予算と「こんな物件がいい」というのが明確だったので、条件に合わないとわかると最初の希望エリアを変更してすんなり決まりました。

 

2回目の家探しが難航した理由

 

子①は2回目のお部屋探し。エリアの希望も、どんな設備を希望しているかも非常にはっきりしてます。ところが家賃を1万円以上上げても、そのエリアに希望に合う物件が出てこない。

 

今まで住んでいるエリアは動きたくない。駅のどちら側がいいのかもわかっている。居室の快適さを上げたいので、予算も増やした。

でも、思うように見つからない。退去期限前の1か月を切っても転居先が見つかりません。

 

元々今の時期は、年度初め直前で人が動く3月に比べると物件の空きは少ないそうです。探しているタイミングで空きが出るかどうかは、その時でないとわかりません。

 

はい、難航の理由は以下の通り。

  • お部屋探しのスタートが遅すぎた
  • 経験(見学の件数も含め)が少な過ぎる
  • こだわりが強すぎて、どこを妥協してよいかわからない

 

 

焦ったのか、子②の契約手続き中に妙な連絡が入っていました。

「お父さんの勤務先と年収教えて」

 

保証会社+連帯保証人が条件?

どうも、申し込みの際に連帯保証人の記載が必要らしい。確認すると、保証会社の利用も必須。

「今時両方アリ?何かヘン」

 

詳細を聞かずにいきなりそんなDMで、私は契約を済ませて電車の中。通話もできません。

 

電車を降りると、「条件にぴったりだったから、もう申込書を出した」。えーっ?

即、「確認したいことがあるから、手続きを中止して書類一式もってウチに来なさい!」

 

昔は、賃貸契約をする際には保証人or連帯保証人を求められました。今でも求められますが、保証会社を利用することで保証人等は不要なケースもあります。今回子②の契約がそうだし、子①の現在の契約もそうです。

 

保証会社利用が必須のこともあるし、保証人とどちらかを選べることもあります。

保証人、連帯保証人って何?どう違うの?はこちらがわかりやすいです。

https://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00044/

 

ウチの場合は、勤務先や年収に関する書類や印鑑証明など親の個人情報は出したくないので、その分保証料がかかっても本人に負担させます。

 

前回の契約の時にそんなことも説明したのに、もう忘れている。ダンナもダンナで、正確な年収こそ伝えていないものの、勤務先とかペロッと子①にDMしてるし。アホか!

 

おまけに、元付け業者(物件の契約を任されている)の評判を調べてみると、出るわ出るわ…以下略。

 

ダンナと子①にこってりお説教をした後、客付け業者さん(仲介のみ行う)に謝罪と申し込みの中止と個人情報の破棄(一応)を申し入れてもらいました。

 

 

業者を変えて探してみてもお手上げ

 

翌週、あらためて希望エリアで違う業者に物件探しを依頼するも決まらないまま終了。本人の方針もぶれてきた様子。

 

その晩に電話がかかってきたので、本人に渡された資料やネットの情報を見ながら、要件を整理しました。

①今のエリアにこだわる理由

 2路線利用できてどちらにも近い。買い物が便利。今より通勤時間をかけたくない。

 駅の反対側は物件はあるが起伏が大きく、距離の割に駅から時間はかかる。一方の路線は遠くなる。買い物が不便。

 

②今の部屋を出たい理由

広さはあるが、日当たりが悪い。自炊をするのにキッチンが狭い。バストイレ洗面の3点セット。入社1年目で家賃を抑えたので、それらは仕方がないと思っている。

 

③その他

遮音性から、マンション(鉄筋)希望

 

費用と部屋の快適さのつり合いをどう考えるか聞いてみました。

というのは、隣にほぼ同じ間取りのマンションがあり、そこも募集中だからです。日当たりは今よりもよく、費用もほとんど変わりません。

今と同じ業者さんの扱いなので、審査も不要です。

便利すぎる今のエリアを動きたくないなら、隣しかありません。仲介業者さんからは、細かい条件も含めて私と同じ説明をされたようです。ああ、ふがいない子でスミマセン。

 

「今後2年間、どんな暮らしがしたいの?便利な今のエリア優先なら、隣しかないよ」

「うーん。だったら費用がかかっても、キッチン広めがいい」

 

そのこだわりは絶対変えられないの?

(駅・エリアのこだわり)

断固拒否をしていた他エリアへの移動ですが、一駅離れると実は1駅で2路線利用可能です。今のエリアは路線が二またに分かれた直後にあって、2路線の間に住んでいます。

隣の駅は電車で2分の距離。駅近であればそれほど通勤時間のロスはないでしょう。

 

(建物へのこだわり)

本人は遮音性を気にしてマンションのみで探していましたが、比較的遮音性の良いアパートも検討することに。

マンションに多い、「内廊下真っ暗」→「暗いから管理が行き届かない」もこだわりを捨てる理由になったようです。

 

(結果)

4千円の負担増で広めのキッチンとバストイレ別、角部屋で2面採光と快適性は大幅に上がりました。駅徒歩5分(変わらず)や近くにスーパーなど日常の利便性も確保。

申し込みを中止した部屋は、毎月1万2~3千円の負担増でしたから、エリアと建物のこだわりを変えるだけでかなり選択肢が広がりました。

 

1日目で決まらなかった時、別エリアの案内については「方針を決めてから連絡してください」と仲介業者さんに言われてしまったそうです。自分なりのこだわりや思い込みはあるかもしれませんが、実際の物件を見ながらそれぞれの良さを確認するのって大事ですね。

 

 

実店舗に行く、現地を確認するのは大事

 

あとは実際店舗に行くと、やはり情報が新しい。情報サイトに乗せていない、退去してすぐのお部屋を紹介されることがあります。子①、子②とも、退去後の清掃が終わっていない、サイトで募集される前の状態でした。

 

ただ、情報サイトで沢山の物件概要を見ておくのは、自分の基準を作るのにも、契約の条件の一部でも比較するにも必要です。

 

あとはそれと実際の印象をリンクさせること。サイトに掲載されている写真は、やはり上手に撮ってあることが多いですし、現地の周辺の様子は行ってみないとわかりません。

 

土地勘や相場勘があれば図面だけでも決められそうですが、そうでない限りはやはりある程度時間がかかるものと思っていた方が良さそうです。

 

もう成人した子のお部屋探しに付き合うことはありませんが、今回は自分にとってもいい勉強になりました。情報弱者というのは、ネットリテラシー云々ではなく、公開情報をきちんと理解して自分事として考えられないことなんですね。