【外国税額控除】市役所ではすんなりいかなかったよ
昨日市役所へ行って、所得税で申告した配当について、「住民税申告不要」の手続きをしてきました。
実を言うと、今回は住民税申告不要にしなくてもいいかな?とも思ったのですが、所得をわざわざ増やす方にしなくてもいいし、今後何かの時に手続き慣れしておきたいのもあって、行ってきました。
手続き自体は、住民税の窓口に行って、
「税務署で配当の申告をしてきたのですが、住民税での申告不要制度の手続きをお願いします」
と言って、確定申告書の控えを見せました。すると、
「申告分離課税ですね」
と控えをちらっと見て、住民税の申告用紙を渡されました。住所、氏名、生年月日、電話番号などを記入し、押印すると、用紙を裏返し(市町村によって書式は異なります)、
「申告分離課税なので、ここ(上段右端)にチェックを入れてください」
「え?所得税は申告分離課税ですが、住民税は申告不要です。こっち(上段左端)ではないのですか?」
「いいえ、ここ(上段右端)にチェックを入れてください」
「(これは所得税についての記載?)では、他に記載するところは?」
「ありません」
「住民税は申告不要にしたいんですけれど」
「ですから、これでいいんです」
ふーん、そうなんだー
市役所を出て、玄関先で夫に「証券会社で住民税を引かれているから、申告不要でいいはずなんだけどねえ。なんかスッキリしない」と言ったら、
「それ言ってないじゃない。もう一度戻って確かめよう」
で、戻って「さっきの件で」と言うか言わないうちに、さっきの職員さんがカウンター下からさっきの紙をサッと出して、
「所得税を調べてみたら、こっち(上段左端)でした」
と、左端にチェックを入れた紙を見せてくれました。
おいおい、本人の承諾なしに勝手に書き換え???
「訂正印は要りませんか?」と聞いたら、いらないって。ふーん。
とまあ、なんとか市役所での手続きを終えました。
次回からは、自分で申告用紙をダウンロードして記入してから持って行こうっと!その方が早いし。
ちなみに申告不要制度はどういうときに有効かというと、
- 株式の売却益で損益通算(利益分で払った税金を損失分と相殺して取り戻したい)
- 配当で収入が増える(配当控除で還付を受けたい)
で確定申告すると還付を受けられるけど、所得が増えてしまって住民税とか国民健康保険料が高くなったり、配偶者控除から外れちゃったりとかの影響がある場合。
ただ、申告不要制度を利用するからと言って、すべての場合に有効かというとそうでもないらしいので市町村ごとに確認が必要です。
(高齢者の病院での窓口負担割合が上がったりとか、住民税の申告が影響する項目はいろいろあるのだそうです)
サラリーマンは社保だから、ほとんど意識しなくていいのですが、年金世代のお年寄りとか、専業主婦とかが関係してきます。
地元の市役所のHPには記載すらなかったので、他所様のHPですが最後にもう一度リンク貼っときます。
上場株式等の譲渡所得等及び配当所得等の市民税・県民税の申告・課税方法について|藤沢市