父の落ち着く先
身内で話し合った結果、亡くなった父のお墓はすぐには建てないということで意見が一致しました。
ということでこの週末、市街地にあるお寺へ見学に行ってきました。元々城下町だったこともあって、他のお寺にも隣接しており、学校のそばですが静かで落ち着いたところです。
実家の宗派は元々そのお寺の宗派から分かれているので、お経は同じだということでした。ただ、節回しが違うらしいです。
今回は、本堂にある一時預かりの場所と、敷地内の別の場所にある共同墓の両方を見学してきました。
共同墓の方は、正面に墓石のような大きな石碑がはめ込まれていて、花立てや香立てが設えられ、いつでもお参りできるようになっていますが、お骨が収められている施設内には納骨の時にしか入れないそうです。
三十三回忌が済むと、他のお骨と一緒に土に還します。
本堂には、敷地内のお墓の空きを待っていたり、ウチのように子世代の住居が決まり、供養の方向が定まるまでを待っているお骨が収められています。
本堂もいつも開かれているため、こちらもいつでもお参りができるようになっているとのこと。
費用も、どちらもほぼ同じであるため、母の決定はまだ聞いていませんが、何となく本堂の方かなあと思っています。共同墓の方だと、収めてしまうともうお骨壺を見ることはできないので。
本堂の方だと、お花やお香はもちろん、邪魔にならない程度のちょっとしたお供えものもできます。小さなお子さんの物なのでしょう、お菓子や小さなひな人形のお供えがありました。
こちらに単身赴任している長男(弟)は、やがて関西に帰るので、母も亡くなれば向こうのお寺に供養をお願いする可能性もあったりします。
現時点では、母が落ち着いてお参りできるのであれば、駅からもそう遠くないお寺ですのでこちらに決めることになりそうです。