空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

救急搬送

11:20~25頃

ショートステイ中の老健から、電話がかかってくる。 

父は最近、痰の量が増えたかな?と思っていたのが、その日は特に息苦しそうで、血中酸素濃度が95?→50台?(正確に覚えていない)になったということで、いつも入院している病院へ搬送したのこと。

 

正直、その数字が何を意味するのか分からなかったのだけれど、老健の担当者さんの声の調子で、あまりよくないんだなということが伝わってくる。母が留守中で連絡が取れないらしい。

 

その時ちょうど、私はおやつのような早目のお昼のような食事を済ませた直後。朝、ご飯が足りずにお味噌汁だけで済ませてお腹がすいてしまったので、いつもより早くご飯を炊いていた。

 

実家に電話をしても、母の携帯に電話をかけてもつながらない。買い物?

 

11:40

大慌てで身支度をし、バッグをひっつかんで家を出る。入院の支度や保険証もいるかもしれないので、まずは実家へ。後で聞いたのだけれど、弟(長男)に連絡が行ったのが11:30。

 

バスは時間通りに来ないし、自宅近くの駅前まで行ってタクシーに乗ることも考えたけれど、実家付近は渋滞しやすいので迷わず自転車を選択。20分で行けるのでタクシーより早い。

 

途中、母から着信。

 

父の保険証や診察券を持っているということで、出先からタクシーで病院へ行ってもらうことにする。

 

しばらくすると、また母から電話。自転車なんだってば。「(実家&病院の)最寄り駅に行くなら、家に行って洗濯物と布団を取り込んできて」もう!確かに天気はいいけど!

 

で、実家の物置に自転車を放り込み(庭先だと盗られる)、いろいろ取り込む。母の携帯に「入院準備は必要?」とショートメールを送ると「いらない」と返ってきたので駅前のタクシー乗り場へ向かう。タクシーの呼び出しは、駅へ行くより遅いこともあるから。

 

12:13

駅へ行く表通りへ出ると、踏切待ちのタクシーが止まっていたのでつかまえる。すぐ左折すると病院への近道だったこともあって、最短時間で病院へ行けそう。

 

新設の救急棟がわからなくて、旧館の受付で病棟ロビーへ行くように指示されて待っていたけれど、母と連絡を取って救急棟のロビーへ。ここで母と合流。救急医と母の面談は終わっており、処置が終わるのを待つ。

 

12:41

「お子さんがいらっしゃるのなら、顔を見せてあげた方がいいでしょう」ということだったので、弟2人に電話。

 

処置が終わって、病棟へ移動する前の待機室のようなところに案内される。「お父さん」と声をかけると、目を開ける。酸素マスクと、リンゲル液?の点滴。母と二人でベッドの傍らで少し話しかけたりする。

 

病棟の受け入れ準備を待って、母は入院手続きへ。私は入院時の提出書類(アレルギーの有無や自立の程度など)を記入。

 

病室へ入った後、母と荷物の整理をしたり、父と少し話をしたり。寒がるので追加の布団を借りたり。ひととおり済むと病棟ロビーで待機。担当看護師より看護計画書の説明を受け、たくさんの書類にサインをする。

入院時に揃えるものの説明を受ける。今回はテープ式の紙おむつが必要。

 

14:30

弟(長男)到着。父と少し話した後、ショートステイ先の老健へ置いてきた私物を取りに行く。

 

15:20頃

弟(次男)夫婦到着。偶然二人とも休みだったので来れたとのこと。

 

15:40頃

病棟の医師から状況説明を受ける。心臓マッサージや人工呼吸などは行わず、緩和ケアを行い、状態が良くなれば転院が必要と言われる。明日急変するかもしれないし、持ち直す可能性もありますとのこと。

 

説明の後、もう一度病室で一人ずつ父と話をする。先日長男が設置したトイレコールがいたく気に入ったらしく、延々と「あれは便利だ」などと話し出し、「呼び出しスイッチ(片手で握れるくらいの大きさのもの)を家から持ってきてほしい」。

 

え?病院にはナースコールがあるから、使えないんだよー。病室でスイッチ押しても鳴らないよー?

 

何かを握っていたかったのか、本当にトイレコールを使いたかったのか、すぐに母を呼び出したかったのかわからないけれど、枕元のナースコールのスイッチを握らせたら納得した?らしい。

 

16:00頃

翌日主治医との面談を予約。泊り看護の要請もなかったので帰宅。

 

自宅にいる時は、思うようにならない苛立ちとか、無理に飲食させようとする母と衝突したりとか、文句を言ったり怒ったり、あまり自分の残り時間が少ないとは思っていなかったようなのですが、

 

今回はさすがに苦しかったらしく、病棟の先生が、「〇〇さーん、ご気分どうですか?」と聞いたら、「(もう自分は)あぶない」。他人事みたいに明るく言うので、なんだか笑っちゃったんだけど、自分からそういう類のことを言ったのは初めてだったので泣きそうになりました。

 

レンタルしていた介護用品の電動座椅子、もう使わない(使えない)ので返そうかという話を母としていたのですが、「介護ベッドも返そう」と言うのにはちょっと違和感を感じました。転院するにしても、候補の病院の受診をしていないので、いったん帰宅の可能性は無いのかなと思ったので。

 

その辺は、主治医と母との話でわかることなのですが、それは次回に。