空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

母、激怒する

今日、父はデイサービスの日だったので、頼まれていた防水フィルム付きガーゼ(大きい絆創膏みたいなもの)を届けに、迎えのバスが来る前に実家へ行きました。

 

ドラッグストアに行けばフツーに売り場にあるものですが、比較的大きな傷のためのもので、床ずれの手当てにも使われます。

 

デイサービスでお風呂に入るので、交換するのに持って行きます。

 

珍しい品ではないのですが、普段なじみがないのでドラッグストアに行っても目に入らないらしいのです。まあ、ガーゼや包帯などの衛生材料はあまり減らないから、売り場に行くこともあまりありません。

 

病院で使うものは、まとめて業務用を仕入れるでしょうから、看護師さんに聞いた製品名で市販品に該当する物はなかったです。ケアマネさんもよくわからないようでした。床ずれって珍しいの?

 

実家に着くと、またもや母が食事をとらない父に向って怒っています。怒っているというよりはキレて逆上しているというか、今までにないことで珍しい。この二日間ほど、食事らしい食事を摂っておらず、柿などの果物や、お茶を飲むだけなんだとか。

 

「(硬めの)柿は食べるのに、お味噌汁に入っている軟らかく煮た野菜は『飲み込めない』って残すのよ!」

「『〇〇が食べたい』って言うから作ったのに、一口食べておしまいなのよ!」

「(食卓にいつものおかずを並べて)『どうして食べられないの?』って聞くと、『食べるものが無い』って言うのよ!」

 

あー かなりストレスが溜まっているようです。最近母自体も持病の薬を変えたばかりなので、体調が安定しないのもあるのかも。

 

そのうち、送迎車が来る時間が近づくと、

母「玄関先で待たせるとほかの方に迷惑がかかるから、(居間に座っていないで)もう靴を履けば?」

父「時間に幅があるんだから、そんなに早く出なくたっていいよ!」

 

わー もう売り言葉に買い言葉だよ。朝っぱらからよくそんなに騒げるな~

いやー、今日は今年一番の寒さ。玄関も寒い。

 

私「ちょっと待って。このご近所も回るんだから、家の前で車が見えたら知らせるから、それからでいいんじゃない?」

 

父がデイサービスに行きたがらないかと思ったら、すんなり出発したのでひと安心。元々外出するのは好きですし、お昼もおやつも出るので、何かしら口にするでしょう。

 

何よりこの夫婦を、今、一緒の空間に置いとくのはマズイ。

あのー 最後までお互いケンカして過ごすんですか?当事者がそれでいいんなら、別にいいけどさ。

 

父が出かけた後、頭にすっかり血が上ってしまった母は、ずっと怒りっぱなしのしゃべりっぱなし。いいよいいよ、気が済むまでお付き合いしましょう。

そこへ弟が、ホームベーカリーで焼いたクルミとレーズン入りの食パン(母の好物)を持って登場。

 

「もう多少血糖値が上がってもいいわ!今日は食べる!コーヒー淹れて頂戴」

 

パンの後にお昼ご飯を食べながらも、ずーっとしゃべり続け。食後のお茶を飲むころやっと落ち着いたのか、今度は亡くなった曽祖父(母の祖父)の話。

曾祖母と祖母が遠い親戚関係にあったとか、祖父が8人兄弟の長男だったとか、初めて聞く話ばかりで興味深かったのですが、そのうち親戚関係についていけなくなりました。母のいとこだけでいったい何人いるんだろう。

 

そのあと、散歩と気分転換を兼ねて買い物へ。床ずれ予防のドーナツ型クッションを入手。ドラッグストアの衛生用品コーナーもチェックして、追加の防水フィルムも購入。

 

いくらか気分転換になったようなので、今日の任務は終了。父が留守のせいもあって、両親の実家関係の話がたくさん聞けたのが予想外でした。母もかなり疲れが溜まっているようなので、来週父のショートステイが予定されていてよかったです。