外出途中で呼び戻される
昨日はお天気も良かったし、久々にFPの勉強会に行こうと出かけたのですが。
「今朝また血圧が上がって〇〇〇(数値)。降圧剤飲んで寝てる」とスマホにメッセージ。
わー
その日は午後2時ごろ帰宅予定。母は安静にしているとしても、父はどうなる?この時間だと朝ごはんまだだよね?起き上がるとき自分で掛布団をどかせないよね?
あかん。出かけてる場合じゃない。帰ろ。途中下車して下りホームへ。
スマホって便利。
勉強会の主催者に急遽欠席の連絡と、母へ「このまま戻って電車で行きます。〇時着予定」っていうのと、帰宅が遅くなりそうだったので、家族へその旨メッセージ送信。「今日はデパ地下のセールがあるから、何か買って帰るよー」と夫。助かる。
煮物と酢の物が冷蔵庫にあるから、それでなんとかなる。うん。
食事は栄養を取るだけでないんだなあ
実家へ行くと、父も母もそれぞれベッドで安静にしている。やはり父の朝食がまだなので、野菜入りのおかゆを作る。最近は食が細く、1日2食なんだとか。
前回「永谷園のお茶漬けのもとでごはんを食べたい」と言って母に「それはおかゆじゃないよ」と却下されていたので、野菜を刻んで炊いた味付けしないおかゆに、「これかける?」とお茶漬けのもとを見せると「そう、それそれ」と笑顔。
焼いてあった焼き鮭のほぐし身をのせ、ふりかけをかけて出す。
でもあまり箸が進まない。うーむ。半分以上を残す。
「いつもいつも同じもの(おかず)なんだよなー」
うわーそれお母さんが聞いたら激怒すると思うよ。小食だから余計に、栄養不足にならないように必死なんだから。
でもね、父がそういうのもわかる。食事=「義務的に栄養を取るもの」だと楽しくない。だから、私や弟が時々顔を出して一緒に食事をすると、思いがけずたくさん食べるのは、楽しいからだよね。
旅行中もびっくりするくらいたくさん食べてたもんね。
父の食事がすんだころ、母が起きてきて「(つくりおきの)お昼ごはん出して」。で今度は私と母の食事。父には果物。
母に頼まれて、スーパーへ買い物へ行って、おかずの作り置き。ひき肉は珍しく脂が少ないものが手に入る。鶏もも肉は皮と脂は取り除く。おひたしやサラダ代わりの刻み漬けなど野菜のおかずはあるので、お弁当のおかず的なものを作る。
無理をし続ける母に怒る
母はといえば、安静にしていないといけないのに、市内一斉清掃があるからと裏庭の掃除をしている。「だって、誰もやってくれないでしょ?」
私もさすがに怒る。何のための安静で、私は何のために手伝いに来てるわけ?
「じっとしていないんだったら、私は来ないからね!」
年寄りが手が回らなくて1度くらい掃除をしていなかったからと言って、お隣さんがそれほど文句を言うとも思えない。ずっと放置だと話は別だけれど、事前に行ってもらえればやりようはあるはず。
私も弟も隣接の市町村なので、実家がある自治体のスケジュールまでは把握しきれない。
ウチの夫もそうなんだけれど、母はじっとしていられない性分だ。常に動いていて何かしらしている。今は介護をする側だけれど、される側で何もすることがないと、きっとストレスが溜まるんだろうな。
炊事のあとは、1階と階段、2階の階段の上り口まで掃除機をかけ、(モップで)雑巾がけ。この時点で午後5時。
食べるものがあると安心できる
帰宅途中で閉店間際の八百屋さんに寄る。
冷蔵庫には、がんもどきの含め煮と、キュウリとわかめの酢の物、鶏肉と野菜と豆のトマト煮。
買ってきたほうれん草をゆで、トマトを切っているところに、デパ地下のコロッケと春巻きを持った夫が帰宅。メインのおかずを作る気力なんて残っていなかったので、泣きそうなほどうれしい。ううう。
ウチがなんとか回っているのは、多目におかずを作っていることと、家族それぞれ何かしら料理ができるから。
作り置きなどという立派なものではなく、多く作って2,3回に分けて食べているってだけ。
なんとかご飯を食べられるから、疲れていても、それほど落ち込まないでいられるのを実感した日でした。