空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

父と老健を見学する

悪の組織(?)と戦い、ショートステイを断固拒否していた父。 

fukulife.hatenablog.com

 

父、悪の組織のアジトへ向かう

 

私と父で、ショートステイ先の候補の一つ、介護老人保健施設の見学に行ってきました。車でないと行けないところですが、施設の送迎がありひと安心。以下では「老健」とします。

 

あれだけ抵抗していたのに、自宅へ行くと父はもう外出着に着替えて待っていました(笑)。めんどくさがりの父のことなので、母はてっきり部屋着(というか寝巻)で行くと思っていたらしい。

私としては、小ざっぱりとした恰好でいる意識があるっていいことだわと思いました。

 

さて、退院はしたものの、いきなり自宅で療養できない人のためのリハビリを行う 老健ですが、通所(デイサービス)や短期入所(ショートステイ)も行っています。

まず最初に案内されたのは、リハビリ室。父は一言も発しませんでしたが、興味を持った様子。

椅子から立ち上がる訓練、立ち上がって足元の障害物を避けながら歩く訓練など(他にもいろいろ)、その人の状態に合わせたリハビリが、専門スタッフの指導で行われています。

 

家ではあまり動かず、昼間も眠ることが多い父。無理をしないリハビリなら、いい気分転換にもなりそうです。今は立ち上がるのに時間がかかるため、その分トイレの心配が以前より大きいのですが、もしこれが訓練で良くなったら…

 

次に個室の見学。部屋のすぐわきにトイレがあるタイプと、部屋の中にトイレがあるタイプがあります。テレビの備え付けもあるので、テレビ大好きな父は気に入ったようです(特養ではショートステイでも持ち込みが必要)。

 

案内していたスタッフと父の会話では、知り合いが二人ほどこの施設を利用していたそうです。この施設もご近所の口コミで見学に行ったわけですが、口コミはなかなか侮れません。

 

父の考えまではわかりませんが、リハビリ室や個室内の様子は、興味をもって見ていたようです。自宅とはまた別の快適さを知るきっかけになればいいなあと思いました。

 

安心のためのチェックポイント

 

さて、今回体調不良で見学に行けなかった母ですが、老健で渡された書類に感心していました。要介護者を預かるには、本人の身体状況を細かく知っておく必要があるので、そのための書類が前もって渡されたのです。

 

医師の記入が必要な書類もあるので、申し込み前でもそういった準備のための段取りがしやすい心配りは助かります。かかりつけ病院では、主治医の診療を受けられる曜日が決まっているため、いつでもすぐに書類がもらえるわけではないからです。

 

母単独で見学した別の施設では、「とにかく早く契約を」と急かされるような応対だったそうです。介護関係に限らず、契約ごとで急かされるのは、あまりいい印象は持てません。新しくてきれいな施設だったそうですが、全体に暗い雰囲気で、スタッフの挨拶も無かったらしいです。

 

今回の見学でわかったこ

今まで介護施設には全く縁のなかった私たちですが、初めてなりに気が付いた点です。

 

  1. 体調が許せば、本人も見学すると安心できる
  2. 施設ばかりでなく、運営姿勢もチェックするのが良さそう
  3. 1か所だけでなく、必ず複数を比較する

 

ではでは。