空の見える窓から

50代、主婦。ミニマリストになりたい。

チョコレートの食べ過ぎがピタッと収まった理由

知人から聞いた話です。

 

コンビニで買うチョコレートと、ココア、鶏のから揚げが毎日欠かせなかったそうです。チョコレートとココアは、朝、仕事にやる気を出すため、から揚げは帰りの空腹を我慢できないから。

当然、肌荒れと体調不良に悩まされていました。これらの食品が悪かったというよりは、明らかに摂りすぎでした。

 

それが今では、ほとんど間食そのものが欲しくなくなったそうです。肌荒れもなくなって嬉しそう。

「どうやってやめたの?ダイエットしたの?」

「ちがうちがう。異動で勤務地が変わってね…」

 

通勤時間がグンと短くなって、帰宅時間が早くなり、から揚げの前に夕食をきちんと摂るようになった。朝も余裕ができ、朝食はもちろん、簡単だけどお弁当を作るようにもなったのだそうです。

 

「から揚げはわかるけど、甘いものも?チョコ好きでしょ」

「そうなんだけど、ご飯を食べるとすごく満足するの。前はそれが無いのが我慢できなかったのにね。おやつにちょっとあればよくって、それもどうかすると忘れているくらい」

 

何かが異様に過剰な時、それをストップするのを考える前に、「何が満たされていないのか」を考えることが大事みたいです。

 

「たぶん栄養不足だったんだと思う。体力が無いと思ってたんだけど、今は疲れにくいよ」

「そうなんだー」

「よく眠れて、朝もスッキリだよ」

 

彼女の場合は通勤時間でしたが、これが長時間労働だとしたら?いくら通勤時間が短かったとしても、不規則な食生活だったら?

 

これ、無理やりチョコレートほかを禁止しても、たぶん問題の解決にならなかったんじゃないでしょうか。

「生活の質」について、考えさせられた出来事でした。