「みんながやっているから」の逆で、楽しく箱根旅行
ウチの長女が「連休なので旅行に行きたい。一緒に行こう!」ということになって、全くの予定外でしたが初の母娘旅に行ってきました。
近くで1泊ということで、場所は箱根をチョイス。
家族旅行では、これまでに子どもを連れて
- 電車利用で箱根湯本に宿泊
- マイカー利用で強羅に宿泊
でしたが、今回は電車利用で小涌谷に宿泊。「どちらかと言えば滞在型の子連れ旅」とはまた違ったいい旅行だったので、書いておこうと思います。
8月13日、14日の夏休みシーズンで人出も多かったのですが、人ごみのストレスほとんどナシ、待ち行列ナシのスムーズで快適な旅でした。
「何を楽しみたいか」を決めておき、混雑ルートを避ける
今回、どうしてもやりたかったのは
でした。
前に来た時は、悪天候で海賊船が運行中止になって乗れなかったのと、スケジュールの都合でどうしても箱根神社に寄ることができなかったからです。
箱根は見どころいっぱい、季節ごとに楽しめるポイントも違うので、ここだけは外せない!を先に決めておくと動きやすいです。
今回は、箱根登山鉄道の上りを楽しむが無かったんですね。「スイッチバックしながらトコトコ登っていく電車の旅」を外したので、一番混雑しそうなルート(箱根ゴールデンコース)を避けることができました。
そう、ゴールデンコースを逆回りしたんです。
もちろん、時間帯を選べば空いているのかもしれませんが、そこまで調べきれなかったのと、土地勘などもないのでこだわらないことしたのが今回は大成功!
見る限り、箱根湯本からの箱根登山鉄道がまず満員、強羅の早雲山行きケーブルカー乗り場が行列、ロープウエイの大涌谷駅が行列、終点桃源台の海賊船乗り場は満員…だったので、現地での時間のロスを考えるともったいないかなあ。
箱根フリーパス(小田急)のフル活用
以前、といっても子連れ旅行時代ですからもう15~20年前くらいのこと。箱根登山鉄道と路線バスを比べると、バス便が少なかったような…(記憶違いかも)。今回便利だったのは、「観光施設めぐりバス」。運行開始がいつなのかネット上では探しきれませんでした。
このバスは、小涌園から強羅を経由、仙谷までの各観光施設を網羅。便数は概ね1時間に4本、時間帯によっては5本あるので、そんなに待たなくても乗れます。
今回も実はどの美術館に寄るかは決めていなかったのですが、この路線から「ポーラ美術館」と「箱根ラリック美術館」を選びました。
観光施設めぐりバス以外で、箱根湯元から元箱根港・箱根町港へ行く便も、スムーズに利用できました。
箱根湯本駅前のバス乗り場は混んではいましたが、増発便があったのと、人数調整をしていたので、「座れないのにぎゅう詰め」にされることもなかったです(山道でカーブが多いので、立っていると危険だからという理由かも)。
箱根湯本から桃源台へ行くバスは、空いていたみたいなので、こちらを利用するのもプランによってはアリ。
箱根フリーパスってお得なの?
これは現地でどう行動するかにもよるので、今回の移動ルートを書いておきます(2017年8月現在)。料金は箱根登山鉄道バスほかのHPで検索してね。
箱根フリーパス|おとくなきっぷのご案内|きっぷのご案内|乗車・きっぷのご案内|小田急電鉄
小田急電鉄(新宿⇔箱根湯本(普通運賃 )) 1,190円 × 2
バス(箱根湯本→箱根神社入口) 960円
海賊船(元箱根港→桃源台) 1,000円
ロープウエイ(桃源台→早雲山) 1,370円
ケーブルカー(早雲山→公園上) 250円
バス(箱根美術館→ポーラ美術館) 230円
バス(ポーラ美術館→ユネッサン前) 410円
バス(仙谷案内所前→強羅駅) 420円
登山鉄道(強羅→箱根湯本) 400円
合計 7,870円
小田急箱根フリーパス(新宿から大人) 5,140円
差額 2,730円
おお、結構差額が出ました(帰宅後調べ)。
旅行中はいちいち料金を調べておらず、「ロープウエイと海賊船に乗るから大丈夫だろう」くらいで考えていました。
フリーパスが便利だったのは、乗り換えのたびに切符を買わなくて済んだこと。切符を買っていたら乗り逃していたかもな場面もあったので、本当に移動がスムーズです。バスはIC乗車券も利用できますが、オートチャージでなければチャージ残額が気になります。バスでは高額紙幣が使えません。
ハイシーズンでも快適な旅行は初めて!
ウチでは、年末年始やお盆期間、ゴールデンウィークなど、みんなが一斉に出かける時期をなるべく外すようにしてきました。ツアー料金や宿泊料金なども高くなるし、現地はどこへ行っても混雑すると思っていたからです。
宿泊予約なども早めに入れて、「この日しか予約が取れないから、高くても仕方がない」ということもあまりなかったです。
今回は、宿泊そのものはやや高かったのですが、現地では「どこへ行ってもぎゅう詰め」がなかったので、非常に快適でした。
やったことと言えば、ルートを変えただけ。
たぶん、有名ルートをそのまま行った人は、「夏休みの箱根はどこへ行っても混んでいた」という印象でしょう。
でも、同じ箱根というエリアに居たにもかかわらず、そうでない旅行ができたことは、全く新しい経験!
これって、生きていくうえで他のことにも、大いに当てはまりそうな気がしてきました。
気のせいかな?