使うお金の満足度を上げる
早速こちらをkindle版で購入しました。久々に一気読み!
ここのところの、モヤモヤしていた原因が生産性にあった!ということだったのですが、お金の満足度の話について忘れないうちに書いておこうと思います。
節約というよりは優先順位
結婚当初は今よりも収入が少なく、「子育てでいろいろかかるし、家も買いたい」ってことで、「限られたお金をいかに有効に使うか」ってことばっかり考えていました。
「歯磨き中に水道を流しっぱなしにしない」「誰もいない部屋の電灯は消す」は節約なんでしょうけれど、はっきり言って「満足感も得られないようなどうでもいいものに使うお金」なんて最初からなかったです。
支出の中では比較的大きい帰省費用。長距離なので飛行機か新幹線の利用ですが、繁忙期は料金も高いです。在来線の運賃も含めると、大人だと往復で3万円を超えます。家族4人分(こども半額)で約10万円。
そのほかに現地でのレジャー費用やお年玉などを考えると…
親戚との交流をお金と天秤にかけるのはどうよ!とも思いますが、当時の年間貯蓄額って60万~70万円でしたから、20万~30万円って結構大きかったです。
で、どうしたかというと、「利用する交通機関を変える」ことにしました。
今なら格安エアラインがありますが、2001年「昼間の長距離バス」の運行開始に「これだっ!」と飛びつきました。それまで夜行の長距離バスはあったんですけれど、昼のはありませんでした。
当初は渋滞に巻き込まれるなどで到着時間が大幅に遅れることもあって、小学生1、3年生を連れて行けるかどうか不安なところもありましたが、
・トイレ付車両なので、マイカーよりもトイレの心配なし
・ゆったり広い座席(当初は確か4列、すぐに3列シートも登場)
・2階建て車両で眺めがよい。普段乗らない乗り物なので子どもに大うけ。
・普段は制限するお菓子も、好きなだけ持って行ってよし!
・サービスエリアでの買い食いもOK!
・ゲームで遊ぶのも好きなだけ(音は消すかイヤホン付きで)。
・マンガも持っていけるよ!
・お父さんは運転せずにビールを飲める
・好きなだけ昼寝ができる
・夜行バスだと子連れでは利用しにくいが、昼間なら何とか。
と、我が家的にはずいぶん楽しみながら交通費を半分以下に削減。家族分往復で3万円ちょっとでした。
浮いた分を帰省先での外食費やお土産代、親戚の子どもたちへのお年玉などに当てました。本当に気持ちよくお金を使うことができたので、我ながらいいアイディアだと思っていました。
周囲の評判を気にしていたら、お金を有効に生かせない
でもね、周りからはいろいろ言われました。「新幹線か飛行機を使えばいいのに」「何もバスに乗らなくても」って。「体も痛いでしょう?」とか。
もしかしたら、「帰省するにも節約しなければいけないなんてかわいそう」と思われていたのかもしれない。
でも、まだ生活の基盤ができていない時期だったので、そこは気にしませんでした。
今なら、迷わず乗りたいものを選びます。仕事との兼ね合いでお金よりも時間を優先するというのもあるし、もう体力にも限界がある。飛行機に乗りたければ飛行機。バス旅行を楽しみたければバスというように。
「家計簿で節約」というよりは、満足したかどうかの確認
これまで、趣味でずーっと家計簿をつけてきましたが、よく考えたら実は節約ではなくて、何に使ったのか後で見返すことで満足度の確認をやっていたんじゃないだろうか。
何にも記録がないと、それこそお金の残高が減っているのに何に使ったかわかりません。3日前のお昼に何を食べたか覚えていないように、人って案外買ったものの記憶なんて残っていないでしょう?
上記の本の中で、
直近の半年間で、あなたにとって最も生産性の高かったお金は、何に使ったお金でしょう?
という問いかけがあります。
1位~3位まで、私はすぐに書き出すことができました。うふふ。
それについては、別記事にしますね。