親離れ子離れ。「こうなったらいいな」と考えていたこと
今年社会人スタートした息子が一人暮らしを始めます。
最悪、ケンカ別れ(あれ?違う?)で家を出ることになるかもしれないと思われたわけですが、どうやら「こうだったらいいな」という形に収まりそうです。
それは、自然な形で家を出てほしいなということ。
もういい歳なのですから、「親に言われて渋々」「無理やり追い出された」というよりは、成長の延長線上で「もう親元を離れて自分の好きなようにしようよ」ってことです。
呼び水は必要だった
そうは言っても、何から手を付けていいのかわからなかったようで、いつまでも動こうとはしませんでした。
で、最初の不動産屋さんへ行くときは同行しました。といっても黙って見ているだけ。
いくつか部屋を案内されると、面倒⇒面白いに変わっていったようです。
最初は、ネット上に掲載された間取りだけを頼りに判断しようとしていたようですが、すぐに環境や建物全体の様子に目が行くようになりました。
実家を出て単身で引っ越すのは初心者向き
さくさくと「単身引っ越しプラン」の申し込みも済んだようです。
実家から出る場合は「前居を引き払う」というステップがない分、手間がありませんし、洗濯機などの家電も直接販売店から搬入してもらえばいいので、その分の荷造り・搬出・搬入は不要です。
大方の荷造りが自分以外の家族の物である通常の引っ越しに比べたら、はるかにラクちん。
パラサイトは日本だけの現象ではないらしい
北米西海岸の知人の話では、アメリカでも成人した子がいつまでも親元で暮らすケースが増えているそうです。向こうでは「18歳になったら大人扱いで家を出る」というイメージがあっただけに意外でした。
収入が少ないから出るに出られないというわけでもなく、ただ単に「面倒なことは親がやってくれるから」「快適だから」というケースも多いそうです。
学習するのに適切な年齢があるように、親離れするにもおそらく30歳過ぎるとよりおっくうになるような気がしたため、我が家は少々焦り気味だったわけですが、何とか落ち着きそうです。
親子の衝突も、これでひと段落しそうでほっとしています。